タイとカンボジアの無料Wifi

今回、無線LAN端末myloを装備してるので、あちこちで無線LAN状況を調べてる。

バンコクでは、前に書いたTRUEという会社の Green Bangkok Wifi があるので、
ほんとにいろんなところで無料でネットが繋がる。
カオサンだと、MPツアーの入ってるバイヨンビル、D&D INNのあたり2箇所にピークが
あって、ほぼカオサン通り全域でOK。ただしちょっと店の中に入っちゃうと微妙。
ランブットリと寺の交差点や、寺の裏にもスポットがあるので、ママズから近い屋台とか、
私の定宿のマイハウスのレストランでも、飯を食いながらネット可能。
都心の主要ショッピングセンター店内はたいていどこでも繋がるし、
バス停に Green Bangkok Wifi の看板があるところでは電波が掴める。
ただし、この Green Bangkok Wifi、ちょっと速度が遅すぎ。
接続も安定しないでよく切れるし、毎回ログインも面倒。

バンコクのあちこちにある Coffee World。この店内で無料Wifi可能。
カオサン店では店員に聞くとキーを教えてくれる。
MBK店は、なにもなしでそのまま接続できた。
こちらは速度もまあまあで快適。コーヒーはスタバ並に高いけど、
おいしいカフェ片手にソファで涼しく優雅にネット。

カンボジア。
期待していた T&Coffee でほんとに無料ネット接続できた。
プノンペンのモニヴォン通り、BigAからもうちょっと北に行った対面の店。
ここも店員に聞くとキーを教えてくれる。速度は期待してたより、まあ使える。
アイスコーヒー3000Rだし、もうしょっちゅう篭っててもいいかも。

ほかにもプノンペンにはいくつか無料Wifiのカフェがあるようなので、
これからカフェめぐりの調査を続ける。

アジーホテルのKFCで電波チェックしたところ、いくつか飛んでいたが、
どれもロックされていて使えない。
ASIA HOTELという名前のものがあったから、宿泊者は使えるのかも。

バッタンバン。
まったく期待していなかったけど、3号線に新しくできたGecko Cafeに
「Free Wifi Available」の張り紙を発見。帰り際にみつけて、
時間がなくてまだ試してないけど、来週また行くからその時チェックだ。
このGecko Cafe、FCCの劣化版みたいでなかなかいい感じだよ。

一方カンボジアは

昨日プノンペンに到着して、知り合いのバイタク連中に久しぶりーなんてあいさつ周り。

タイが大変だから急いでカンボジアに来たよー、って言うと
「そうだ、そうだ、タイは危ないよな今」
おー君らも知ってるのか隣の情勢は。
「タイはだめだ、みんな頭がおかしい」
そうだよなーああいう手法はよくないよねー。
「まったく、あの遺跡はおれたちのものなのに」
って、おい。
その話かよ。
タイ人はみんなそんな話忘れてるって、もう。

結局、誰に聞いても、タイの問題といえばプレアヴィヒアだけなのでした。
最近テレビでタイが騒いでるのを見て知ってはいるらしいけど、
「もうすぐカンボジアに攻め込んでくるんだ」
ってことらしい。なんでそうなる。

タイはどうなっているのか

タイはあれだな。すっかりインドのニュースに押されてるけど、
人がそんなに死んでないってだけでこれ内戦状態だな。

前回、あのままだと人がいっぱい死んだり莫大な経済損失が出そうだったから、
クーデターという手法を用いて素早く着陸させたけど、
今回はやりずらいだろうな。また非難されるに決まってるし。
その結果これだ。
クーデターさえまた起こしちゃえば平和裏に終わるのに。
まー軍部もわざとやってるんだろうね、
「みんなクーデターを悪者扱いしかしないけど、そうしないともっと大変な状況になる
ってこともあるんですよー」って。

空港を占拠ってのもいい作戦だね。
政府側が武力排除でもして外国人に被害が及んだら、それこそこっちのもの。

利権が欲しいだけなのはどっちもどっちだけどさ、
うわべだけの民主主義を拝んでる民主原理主義者もどうにかしてほしいわ。
金で集めた票でも選挙結果がすべてなんだと。選挙教信者か。

でも今日明日くらいになんかちょっと動きあるかなー。
もうちょっと深刻になって、来週、国王がお出ましになるはず。
鶴の一声で事態は一気に収束。平和なタイが訪れます。
君主制ってすばらしい。
日本も天皇陛下のおかげで平和なのです。

緊急避難しました

うそ、そんな大げさじゃない。いつものようにカンボジアに来ました。

別にニュースで騒がれてるほどバンコクは緊迫してない。
足止め食らった人以外は、特にいつもとかわらないバンコク。
これから非常事態宣言くらいは出されるのかな。
まあクーデターはしたくないんだろうけど、どんな形であれ政権奪取できたら、
またすぐにいつものタイにもどるだろう。

でも、日本の親とか知人にも心配かけないようにしないといけないし、
万が一、陸路国境も塞がったら嫌だから、いそいで隣の平和な国に来た。
やっぱり結局スリンは今回も行けず。

プノンペン暑いよ。

爆発音

夜中にドーンって音で目が覚めた。3時すぎくらい。
花火をもっとクリアにしたような音。
自動車事故とかの音ではない感じ。

気になって、いまいる3階の部屋の窓から外を見てたら、
また「ドーン」と、より大きなはっきりした音で。すげー近そう。

場所の確認と野次馬したい気持ちもあったけど、
さすがに恐いからやめといて寝た。

http://thaina.seesaa.net/article/110113203.htmlこれか。

今日はバンコク内かなり不穏な動きがあるっぽい。
交通機関とか麻痺してそう。

今日明日にでもスリンに向かおうと思ってたけど、
ちょっと伸ばそうかなー。

Green Bangkok Wifi

期間限定でバンコクの15,000もあるtrueのwifiポイントが
無料で使えるサービス。
バンコク都が政策としてやってる。
ネットでやりとりしちゃえば、交通機関使わなくていいし
エコじゃね、ってことらしい。
セントラルワールドとかサイアムセンターとかそういう各所の
インフォメーションでシリアルの書いてあるカードを配ってる。
そのカードをもらえば無料で無線ネットできるらしい。
ただし枚数限定。

というのを聞いたのがこの夏のこと。
まだ限定カードが残ってるかおそるおそる行ってみた。

まずサイアム。「もうないです」とのつれない答え。
次はパラゴン。「もう9月で終わりましたよ」だって。
カードがなくなったのか、サービス自体が終了したのか
わからなかったが、お姉さんは「スタバでカード買ってね」
と教えてくれた。それは知ってるけど高いのよスタバのwifi。

めげずにセントラルワールド。
Green Bangkok Wifi カードってまだありますか?
とおそるおそる聞いたら、言い終わる前にカウンターの下から
小さいカードを出してくれた。
外国人はパスポートとか必要なのかと思ってたら、
何もなくあっさりとゲット。セキュリティ上どうなのか。

すぐにmyloで電波チェックして接続テスト。
trueのアカウントとパスワード入力するページがでる。
しかしカードに書いてあるのはシリアル番号とPIN。
あれーどうなってんのと思いながら、ログインページの下に
ある Green Bangkok Wifi のリンクをクリックしてみた。
404。
ありゃーなんだ、本当にサービス終了しちゃったのか。

ネットカフェに行って再度情報を確認。
やっぱりあのリンク先からシリアルとか入力してアカウント
登録するらしいけど。ページが無いんじゃどうしようもない。
あきらめずにtrueのサイトを確認。
Green Bangkok Wifi のことが書いてあるページを見ると、
タイ語でわからないけど、登録できそうなフォームを発見。
でも、アカウントとパスワード設定とかメールアドレスや
IDナンバーの欄はあっても、もらったカードの情報を
入力するところがない。
ま、とりあえずアカウント作成っと。

またmyloで電波探して、さっき作ったアカウントで入ってみた。
おおー!繋がる。
サイト閲覧もSkypeも自由自在だ。
これでバンコク滞在の幅が広がるなー。
ネットカフェに籠らなくても、電波の届くカフェでも見つければ、
優雅に仕事できるもの。

しかし、せっかくもらったカードは何にも使ってない。
確かにカード配布方式は、無駄だし不便だしあまりいい方法だとは
おもわん。
それに気付いてカード無くても大丈夫なようにしたんだろうか。

在バンコクの新しいカンボジア大使館に行ってきた

在バンコクの新しいカンボジア大使館に行ってきた。
新しいといってももうだいぶたつけど。

前の大使館は、都心ど真ん中で割りと行きやすい場所にあったんだけど、
いまの場所はバンコクのはずれ。ラムカムヘン大学の方に。
ちなみにラオス大使館のすぐ近く。
反対側のカオサンからだとすげー遠い。

戦勝記念塔から安いバスで簡単にはいけるらしいけど、
地下鉄で近くまで行ってタクシー使っちゃった。

ビザ定価だと数日かかるらしくて、また後日ここまでくるのは大変だから、
もちろんエクスプレスで。
ツーリストビザ$20がエクスプレス+$5だから、ビジネス$25も同じかと思ってたら、
+$10とか言われる。ほんとかよ。
$35かー、ポイペトより高い。
でも、仕方ないのでそれで払うしか。

エクスプレスと言っても、1時間くらいかかった。
11時に申請して、受け取りは12時ちょい前。
その一時間は近くのカフェでつぶした。

一度大使館には行っておきたかったから行ったけど、
次からはやっぱり国境取得でいいな。

バンコクに着いてカオサンへタクシーシェア

バンコク着いた。
すげー久しぶり、と思ってたけど、帰ったの7月だからたった4ヶ月ぶりだった。

昨日、空港には、こっち時間深夜0時ちょうどに到着。
いい感じにバスが無い。エアポートバスは24時まで。

タクシー乗り場で列に並ばずに待ち伏せしてたら、すぐに日本人旅行者発見。
遠慮なく話しかけてタクシーシェア。
「もう一人くらいいたらいいっすねー」とか言ってたら、歩き方を手にした
学生っぽい女の子2人組から視線を送られ合流。4人でカオサンまで。

タクシーの運ちゃん、初々しい日本人4人組でカモれると思ったのか、
さりげなく紙を奪い取ろうとしながら「カオサン500バーツ」と。
あほか、メーター動かせよ、って言ってみたけど、「だって4人もいるしぶつぶつ」。
他の3人は「わー1500円くらいなら安いですよねー」って雰囲気だったので、
長引かせるのも面倒だったから、440バーツで合意。もちろん高速代込。

女の子達はカオサンの中級ホテルを予約してあるというので、そこまで誘導して、
もう一人は調べてきたゲストハウスに行ってみるというので解散。
ひとりいつもの寺裏マイハウスへ。

やっぱり旅はいいなー。

アジわいキッチン チェーッ クティ

アジわいキッチン、ラスト。
タピオカとバナナのやつ。

代々木の人が発音したやつを、日本人が聞き取ってカタカナにして、
それをまた梢ちゃんが読み上げるもんだから、
もう発音が「チェック・ティー」みたいになってて、なんのことやら。

これさー、おいしいのかな。
よく出てくるけど、あまったるいココナツミルクシロップと、すっぱいバナナは合わないって。
あっちのバナナもの全般すっぱくて嫌い。
ひどいのはタレつけて焼いたりして、もう。

タピオカだったら、メロンとか入れたらうまいはず。
メロンとココナツミルクとなんか半透明の実みたいののコンビネーションは最高。

アジわいキッチン ピンポ チャー サイッコー

アジわいキッチン4日目は、
トマトと牛肉の炒めもの。

こりゃうまいぞ。

しかし、普通。
たしかにカンボジアでよくみるメニューだけど、
わざわざカンボジア料理として紹介することもあるまい。
昨日の鶏肉ののったサラダといい、インパクトに欠ける。

これがおいしい場所はねー。
まーカンボジア全土の食堂かな。
最近行ってるのは、キャピトルから近い63の飯屋。
3~4人で行くと、おかずをすらーっと並べても、
一人100円くらいでカンボジアの味満喫だから、
キャピレスでまずい飯くおうとしてる旅行者を誘っていくには
ちょうどいい。
オルセーの屋台もチャーハンと焼きそばばかりで味が単調だし。

あーはやくいきてー。

アジわいキッチン ニュアム モオアン

アジわいキッチン3日目。
ニョアム・モアン。

これってただのチキンサラダじゃん。
ニョアムならもっとカンボジアっぽいのがたくさんあるのに、なんでこれ。

キャプチャ失敗したから後で画像入れなおす。

アジわいキッチン サムロー マチュー タイ

アジわいキッチン2日目。
謎の料理サムロー マチュー タイ。

有名なすっぱいスープに、ソムロー・ムチュー・ユオンというのがあります。
雷魚にトマトやパイナップルを入れ、タマリンドで酸味を利かせた一品です。
ユオンとはベトナムのことで、この料理が「ベトナムのすっぱいスープ」と呼ばれる
所以は定かではないですが、
ベトナム南部料理の Canh chua cá lóc あたりがベースなのではないかと思われます。

しかし、今日のメニューは「タイ」。
カンボジアには何年か興味を持っていますが、これは聞いたことがありません。
タイのスープといえば、タイ・スキーくらいでしょうか。

クメール語にはもともと声調はないのですが、近年、二重子音の声調化というのが
起こってきていて、子音の後に「r」がくると、そのrは発声されずに声調を形成する
現象が、プノンペン方言として見られます。かの坂本教授も指摘しています。
プノンペン近郊の地方にいくと、さかな「トレイ」を、「テーイ」と発音する人たちに
出会えるでしょう。私も初めて聞いたときは驚きました。

というわけで、今日の料理は
ソムロー・ムチュー・トレイ
魚のすっぱいスープ
でした。難しかったね。

ちなみに料理をしていた代々木アンコールワットの2代目オーナーシェフは、
きれいにrを入れて「トレイ」と発音していましたよ。

えーと、中味は、ソムロー・ムチュー・ユオンとまったく同じものですね。
雷魚を使ったものだけがユオンで、その他の魚だとソムロー・ムチュー・トレイなのかな。

プロホックは使いませんでしたが、このスープの肝は
タマリンド
ですね。なかなかこいつも日本じゃ手に入りません。
カンボジアから日本にくるときはいつも持って帰ってくる必須食材のひとつです。

ちなみに、私はすっぱいスープは好きだけど、パイナップルだけがどうしても許せない。
炒め物系にもパイナップル入れるときがあるから気をつけろ。

アジわいキッチン バイ サッチューン アン

アジわいキッチン、カンボジア週間の一回目。
バーイ・サイッチュルーク・アーンでした。

今回の協力は、代々木のアンコールワットですね。

豚肉を焼いてごはんにのせるだけなので、作り方もいたって普通。
あの謎のタレのレシピがわかったことだけが収穫。
プロホックは使いませんでした。

トゥックトレイの代用品として、前回はベトナムのニョクマムだったけど、
今回はタイのナンプラーをあげていた。
この辺になにか、代々木の創業者とペン・セタリンさんの違いがあるのかね。

「焼いた豚肉」を「焼き豚」と言ってたけど、日本語で「焼き豚」というと
チャーシューになってしまうので、それはやめたほうがよかったんじゃねーの。
チャーシュー飯を想像されると、ちょっと味が違うぞ。

あー、はやく食べたい。
あの214と107の角に午前中だけ出るベトナムおばちゃんの屋台で
豚ごはんを食べたい。ここのは格別だ。半熟目玉焼きのせで。

キャピトル前の角の屋台のもいたって普通の味でなかなか。
ここのお姉さんが、キャピ周辺にいる知ってるバイタクの奥さん。
7月頃は大きなお腹でごはんよそってたけど、もうお子さん産まれたかな。

アジわいキッチンやるよ

NHK BS1 で毎日夕方やってるアジアクロスロード。
その中の1コーナー、各国の料理を紹介する「アジわいキッチン」。
10日からの5日間はカンボジア特集~。久しぶり。

放送予定はこちら。
今回もカタカナ連想クイズになっております。

10日月曜日 バイ サッチューン アン
  まーこれはおなじみのあれだな、まあまあ、そう聞こえるだろ。まさか足ではあるまい。

11日火曜日 サムロー マチュー タイ
  タイ?ベトナムのならメジャーだけど、これは食べたことない。どんなの?

12日水曜日 ニュアム モオアン
  ああむずがゆい書き方。そっち系ならこいつじゃなくて、マンゴーと干し魚のが好き。

13日木曜日 ピンポ チャー サイッコー
  これ超好き。食堂にあったら必ずいく。なんで月曜日のと表記がちがう?

14日金曜日 チェーッ クティ
  そりゃ最後はデザートだよね。こいつの妙な酸味と甘味はあんまおいしいと思わない。

楽しみだ。今回の監修はどなたでしょう。
プロホックは、このラインナップだとあまり使わない、と思う。

ちなみに前回の時の私の日記を張っておこう。

https://ct.blog.camboja.jp/2007/05/%e3%83%88%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%af%e3%83%ab%e3%83%b3%e3%81%ae%e4%bd%9c%e3%82%8a%e6%96%b9/
https://ct.blog.camboja.jp/2007/05/%e3%82%b5%e3%83%a0%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%81%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%81%ae%e4%bd%9c%e3%82%8a%e6%96%b9/
https://ct.blog.camboja.jp/2007/05/%e3%83%8e%e3%83%a0%e3%83%90%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a7%e3%83%83%e3%82%af%e3%81%ae%e4%bd%9c%e3%82%8a%e6%96%b9/
https://ct.blog.camboja.jp/2007/06/%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%ad%e3%83%9d%e3%82%a6/

カンボジアの井戸の砒素の問題

いやーすごかったね今日のNHK「クローズアップ現代」。
カンボジアの井戸の砒素の問題。

たいていテレビで「カンボジア」「NGO」「井戸掘り」なんてテーマだと、
文句ばっかりここの日記に書くことになるのだけど、
今回のは見てるこっちが「そこまで言って大丈夫か!?」とヒヤヒヤするぐらい。

簡単に内容をいうと、
日本人とかがかわいそうな国でボランティアしたいとか言って、
てきとうに井戸掘って満足して喜んでるけど、
カンボジアの人はその水のせいでヒ素中毒になって苦しんでるよ、
って話。

カンボジアのヒ素井戸の問題は、こないだプノンペンで仲良くなった日本人に
いろいろ教えてもらって多少知ってた。ほんと大問題らしい。

バングラデシュとかミャンマーとかカンボジアとかこの辺には、
もともと土壌にヒ素が含まれたりしてるところがあるんだって。
地中深くだから普通の生活ではそのことはあまり問題にはならないのだけど、
日本人とかが「途上国には井戸だー」っつって、掘りまくって、
ろくに検査もしないで、「ほら井戸掘ってやったんだからありがく飲めや」っつって、
結果、地元の人がヒ素中毒になって死んだりしてるらしいよ。

もちろんヒ素自体も深刻な問題だけど、今回の番組のキーワードは、
「もともと川の水や雨水で十分に暮らせていた地域に多くの井戸を掘る安易な支援」
「善意だから何してもいいという問題でももちろんない」
「カンボジアはNGO銀座」
いいね、いいねー。もっと言ってくれよ、ほんと。

ただがっかりなのは、終盤、変な方向にフォローしだして、
「ちょっとでもボランティアやってみることが大事」
「失敗しても日本に帰ってから反省すれば」
とか言い出したのは疑問。
そりゃそうかもしれんけど、今日のテーマでそのまとめは無いだろう。
それで大変なことになってるっていうのに。
カンボジアの人は、日本人の自己満足のための実験台だっていうのか?

でも、まあ、こういう話知らない人にはなかなかのインパクトを
与えたんじゃないだろうか。
「ボランティアしたい!」「途上国かわいそう!」「自分探し!」
とかいってる人にぜひ一度考えてもらいたい。
携帯に入れて持ち歩いて、カンボジアで出会う人に見せて歩こうっと。

裏を読みすぎると、いまNHKでこの話をこういう形で取り上げるのには、
ちょっとした何かも想像できるんだけど、それにはいまは蓋をしておこう。

見逃した人には、なんとかして観て欲しいです。

というわけで航空券ゲット

11月17日の夜便で成田からバンコクに向かいます。

いや、もともと持ってたバンコクへの復路の日付変更しただけだけど。
さっきノースウエストに電話して確定。

カンボジア入りはいつになるかわからない。
水祭りに行きたかった気もするけど、どうせ高いし混雑してるだけだからいいや。

もしかすると15日とか16日から東京近辺で待機してるかもしれないので、
ご都合のいい方はぜひ連絡ください。
18日19日あたりはバンコクにいるので、こちらも。

さーて、プレアヴィヒア行けるかな。

プレアヴィヒア問題の資料

もう落ち着き気味の話題だけど、参考地図はっとく。自分へのメモ。

ついこないだも
「タイはひどいですねカンボジアの遺跡とろうとして」
なんていう安易な日本人がいてがっかりした。

情報統制されてるカンボジア人は仕方ないとしても、
日本にいて自由に情報つかめるんだったら、
もうちょっと調べたりメディアを疑ったりしようよ。

もちろん誰の疑うところもなくプレアヴィヒアはクメールの遺跡。
しかしクメール遺跡=カンボジアのもの、と簡単にいくわけでもない。
スリンとか、いまのタイの領土内にもクメール遺跡はたっくさんある。

1907年、宗主国フランス様がタイとの国境線を決める。
基本的に分水嶺を国境とした。
プレアヴィヒアは分水嶺のあっちなので基本に忠実ならタイの領土。
しかーし、なぜかここだけ大幅にタイ側にシフトさせた線を強引に引いてる。

1934年頃、タイが調査して「おかしくねー?」と気付く。
その後、進駐。

すったもんだがあって、
1962年、国際司法裁判所でやっぱり遺跡はカンボジアのものと決定。
タイも納得して撤退。
ここがポイント、決まったのは遺跡そのものの部分だけ。

タイの言い分
「遺跡はカンボジアでいいけど、そこ以外はやっぱり分水嶺で引くのがよくね?」
カンボジアの言い分
「フランス様が決めたんだから周りも全部オレのもの」

今争ってるのは、この地図の緑の斜線の部分。
遺跡自体を奪い合ってるわけでは決してない。

うーん。
こりゃ一度行って見ないとわかりませんなー。

カンボジアの平均月収

こないだ書いた福祉なんちゃらって番組みた?
火曜日がひどかった。NHKでこんなの放送しちゃっていいの、ってくらいひどかった。
いろいろひどすぎるから、その中からひとつにしぼろう。

月給が25ドルなんだってよ。
しかもそれで家族5人の生活を賄えるんだってよ。

しぶといねーこの「平均月収が2~3千円」ってカンボジア伝説。

公務員が30ドルくらいってのが信憑性を増すのに一役かっているのだろうが、
それだけで生活してる人なんていないぞ。みんな副収入は得てるし。
給与所得で生活している家庭なら、世帯あわせて200ドルくらいは必要だろ。

たしかに、地方の農家だったら、現金収入はほとんどないから、
25ドルでももらえれば、家にとってはありがたいし、弟を学校にいかせる足しにはなるだろう。

一日1ドル以下で生活している貧困層がたくさんいるのも確かだ。

でもね、25ドルの給料だけで家族5人を養うのは無理だー。
さもそれがカンボジアの標準だみたいな話にすんなー。
農業で生活基盤はあることを無視すんなー。
なんでそういう嘘ついて、カンボジアをかわいそうな国のままでいさせるんだ。

月曜日のクッキーは、社会福祉とか下らない事さえ言い出さなければ、
成功してる商売人として、すばらしいと思う。うらやましい。
ボッタクリクッキーだとしても、買う人が欲しければ、それはまっとうな商売だから。
カンボジアにはなかったビジネス体系みたいなこといわれてたけど、
別にカンボジアだって普通にあるから、普通の会社がたくさん。

はじまっちゃったかプレアヴィヒア問題

とうとう戦闘開始。

これまでも数ヶ月、ずっとプレアヴィヒア問題でにらみ合ってたし、
こないだも犠牲者がでたりしてたんだけど、今回のは、
なんかいままでの小競り合いとは規模が違う。

プレアヴィヒア周辺だけでなく、カンボジア-タイ国境各地に、
部隊や武器が配置されているらしい。

こういう時、日本という第三国にいると、それなりに情報は
集めやすいのは確かなんだけど、いろいろ交錯しすぎて、
正しい情報をピックアップするのが大変。

日本での報道は「またタイとカンボジアでなんか始まりました」って程度。

タイからのニュースだと「カンボジアがちょっかいだしてきてるので、
相手してやります。そのかわり本気で叩くけど。覚悟しろよ。」
タイ軍の行動規模は脅しを超えて、かなり本気で動いてるっぽい。
カンボジア国内のすべてのタイ人に避難勧告がでてる。
ただしおそらくバンコク市民はほとんど何も知らない。
カンボジア?なにそれって感じ。

カンボジア国内は相当な騒ぎっぽい。
「タイが攻めてきた!死ぬ気で国土を守れ!」
完全に戦時下。
いろんな人からのメールやメッセージで、その切迫感が伝わってくる。
「これでまたあの時代に戻るんだ」っても言われた。
もうカンボジアにはしばらく来れない、と思われてる感じ。

おそらく実態は、日本の報道が一番あってる気もする。
それなりに衝突は激しくなるかもしれないが、
そんな戦争というような事態まではいかないでしょう。

あとは、これでタイの政局がどう動いてどうおさまるか待ってるしか。

それと、カンボジアの人に本当のことを知ってほしい。
カンボジアの人は「タイが領土が欲しくて攻めてきた」って思ってる
かもしれないけど、タイはプレアヴィヒアなんて別に欲しくない。
国内政治のためにカンボジアとのいざこざを利用してるだけだ。
そしてそれに協力してるのがフンセン。

でも、戦争ってこんな感じではじまるのかなー。
お互いわかってても、どっかで止められなくなるのかも。
万が一そうなってしまうのが心配。

さあ、チケット、チケット。

対立が続くカンボジアとタイ

なにやらきなくさいけど戦争するんですか。
大丈夫っすかね、これ。

http://www.nhk.or.jp/news/k10014701871000.html

世界遺産に登録された寺院遺跡周辺の領有権をめぐって対立が続くカンボジアとタイが13日、紛争の解決に向けて外相会談を行いましたが双方の主張の隔たりは埋まらず、カンボジアのフン・セン首相がタイ軍が撤退しない場合、戦争になると警告するなど緊張が再び高まっています。

カンボジアのニュースとか見てると、なかなか、いままでにないくらいやばそうな状況すけど。
ほぼ宣戦布告じゃん。
どうしたんだフンセン。
まあタイとなんかまともにやりあえるはずもないので、単なるリップサービスっつーか、
言ってみてるだけ、ってことなんだろうけど。

と、タイ側のニュースも見てたら、なんとなくわかってきた。
タイ国内をなんとかするために、カンボジアに協力してもらって戦争(ごっこ)するんだ。
そういう事態になったほうが、クーデターにしろ一部勢力排除にしろ、成功させやすいし。
カンボジアはこれでまたナショナリズム高揚して、フンセンの株はあがる。
なんだかなー。

でも、ごっこといえど、いざ本格的な戦闘になったら、すぐには全ては終らんだろう。
犠牲者も出るだろうし。
他の国境もどうなるかわからん。
すでにプレアヴィヒア以外の国境にも両軍集結中という噂もあるし。
でもタイはあと1ヶ月くらいは事態が進展しないはずという話もあるし。

こりゃどうすればいいかな。
11月中旬に行くつもりだったんだけど。
早めに行っておくか、様子見るか。