バイクのヘルメット着用義務化

こないだ法整備されたバイクのヘルメット着用は、かなり厳しく運用されている。
毎日プノンペン市内各所にポリが待機していて、ばんばん取締りしている。

みんな、ポリさんの気配を感じると、いそいそとヘルメットをかぶりだす。
だいたい取締りしているところは決まっているしね。

効果は満点で、ヘルメット所持率は9割を超える感じ。
しかし、そのうち常に着用しているのは6割くらいだが。

取り締まりポイントで信号待ちとかしてると、捕まる若人をたくさん見ることができる。
警察にとっちゃいい小遣い稼ぎだから、容赦しない。

今朝、キャピトルからセントラルマーケットの方まで、顔見知りのバイタクに乗って移動してたら、
前方に取締り中の制服の皆さんを発見。
このバイタクのおっさんはヘルメットをかぶっていない!
これはまずい、と思っておっさんに「ヘルメットは?」と教えてあげるも、もう遅いかも。

おっさんはうなずきながらもそのまま直進。
あーつかまるな、これ。

警官と目が合う、
が、そのまま通過。
あれ?

おっさんが一言、
「スコアルクニア(知り合い)」
なんだい、そりゃ。

シェムリアップからバンコクへ移動

バンコク行きもそろそろ、なんつって、あっという間にバンコクに来てしまった。

シェムリアップからポイペトまでは、120km/h巡航激走タクシーで
1時間40分。
時代は変わったなー、完全舗装だもんなー。

途中、ラジエター液が無くなってオーバーヒート寸前で停止。
沼の水を補給する。
この辺のカンボジア人っぷりは変わらない。

国境からはなんだか知らないバスでホアランポーンまで。
200バーツ請求されて払ったけど、タイ人はみんなどうみても100バーツしか払ってなかった。
まあ仕方あるまい。まともにアランヤプラテートのバスターミナルから乗ったら、
220バーツ近くするし、そもそも国境からバスターミナルまで行くのでさらに60バーツだ。

ぴったり4時間でバンコク。
ホアランポーンまで来てもまだ降りない客がいたので、しれっとそのまま乗ってたら、
ヤワラーすぎてもどんどん行くので、その辺でてきとうに降りた。
どこまで行けるんだろう、あのバスで。

カオサンは、いつもの寺裏じゃなく、以前からおすすめされて狙っていた
バーガーキング裏の宿へ。
350バーツと常宿の1.75倍もするけど、バス停から近いし、綺麗だし、部屋は狭いけど、
なんてったって部屋でWiFiが使える。
ちょっと今回はここに連泊してみて、費用対効果を検討する。

プノンペン到着 ぐっすり寝ました

友人に無事会って、電話番号ゲット。
しかしやっぱり新しいナンバーに。

ネット屋をはしごして、ようやくまともな店を見つけた。
速度がまあまあで、日本語使えて、USB刺せて、だとなかなかない。
しかしここも、USBが使ってると不安定になって刺したメモリが読めなくなるし、Skypeがインストールされているのに繋がらないし、でまだ不便。
なんか全体的にネットの品質が低下してるような気が。日本のADSLに慣れちゃって、とかのレベルじゃないくらい。
ネット屋探しの旅はまだまだ続く。

肩掛けバッグを現地調達しようと思っていたのだが、お気に入りのお店がやたら品薄になってた。格好いいの見つからず。

ここまでの話。

成田の出発はだいぶ遅れた。予定時刻を過ぎて、JALジャケットの整備員があわただしく機内を駆け回るのはやめてほしい。
機内食のカレーを、席の後ろからと前から配り始めて、ちょうど私のところで足りなくなる。泣きそうになってたら、どっかから別なの持ってきてくれた。あきらかに隣の人の食事より高いグレード。ちょっとラッキー。

出発は1時間くらい遅れたのに、バンコク到着は予定より30分くらいはやかった。さすがインド人、どうなってんの。

スワンナプーム新空港は広くてきれいだけど、安っぽい。
シャトルバスで公共交通センターまで行って、都バスでバンコクへ。
カオサンまで行くのは遠いので、オンヌットでゲストハウスを見つける。ドミ160B。悪くない。

バンコクはやっぱり奇跡の町。そのへんちょっと歩いて屋台でごはん食べてたりしたら、知人と出会う。しかも別々に3人も。おそろしいなー。
話し込んでたら夜になったので、結局寝ずにチェックアウトして、北バスターミナルへ。

おなじみのバスでアランヤプラテートへ。でも始発はちょっと乗り遅れたので、待って次の5時の便。

国境越えは9時ごろ。
いつもはうざい詐欺師どもを振り切るんだが、私がいつもよりちょっと日本人っぽい服を着てて肌も白かったので、旅行者のふりしてついていってみた。
ビザ1300Bだって。あほか。

タイの出国ブースで並んでいたら、日本人の大学生らしき3人組がいたので話しかけてみる。
「いやーこんなところで日本人と会うなんてー」なんてはしゃいでいたので、夢を壊さないようにそっとしといた。
彼らはガイド付のタクシーを手配済みらしい。いいね楽しそうで。

ビザセクションでビジネスビザ頼んだら$5要求される。いつものように断ったら、じゃあ観光ビザを取れ、と。ねばっても無理そうだったので半額の100Bで交渉成立。

なんか全体的に昔よりうざいポイペト。私の格好のせいだろうか。
タクシーも値段がまったく落ちない。
仕方ないので、ピックアップでシソポンへ場所をうつすことに。
ポイペト~シソポン間の道は、かなり痛んでてボコボコ。まっすぐシェムリアップ行く人は大変だろうな。

シソポンからは$10でプノンペンへ行くタクシーをすぐに見つけられた。いやー平和でいいなシソポンは。
でも、ちょっと疲れていたので、定員2名の助手席を2倍の料金で貸しきることに。

後ろのシートにはカンボジア人が3人。ひとりココンから来たというタイ人のような服装のきれいな女の子が。やたら話しかけてくる。このままココンに行こうよとか、わけわかんね。
シートもサスも快適な新しいカムリで、すっかり熟睡。久しぶりのカンボジアなんだから、もうちょっと緊張感持てよ、って寝ながら思う。

あっという間に午後6時プノンペン。
ゲストハウス探すのも面倒だったので、キャピトル3へ。初めて泊まったけど、なかなか快適。

中継点スヌオル

クラチェからモンドルキリの州都センモノロムへむかいます。

前日に川沿いにいくつか並んでいるバス会社をあたってみたのですが、モンドルキリ方面へ行くバスはみつかりませんでした。
どうやらタクシーかピックアップで行くしかなさそうです。タクシーターミナルは市場のそばにあるので、朝に行ってみればどうにかなるでしょう。

朝7時にターミナルへ行ってみると、余計な心配しなくてもおっさんたちにタウナータウナーと囲まれました。
「センモノロム!」とだけ宣言してつれてこられたのは、すでに満席近くに客が詰まったワゴン車。僕が乗り込んだと同時にスライドドアが閉められ出発しました。

これなら快適~、なんてのん気にしてると、2時間もしないうちにちょっと開けたところに停車、みなさん車から降りていってしまいました。
到着?そんなわけはありません。
モンドルキリまでダイレクトには行かないのでここで乗り換えってことですね。乗ったときには何も言ってくれないんだもんなー。

着いたのはスヌオルという街です。プノンペン・コンポンチャム方面からクラチェ・ストゥントレン方面へ繋がる国道7号線で、モンドルキリ方面へ分岐する地点です。ベトナム方面にもここから分岐しているので、交通の要衝として栄えているようです。
実は数日前にもここにきたんですね。プノンペンからストゥントレンへのバスがここで休憩しました。

ここからモンドルキリに行く車はいつの間にかちゃんと手配されてました。こういうところは意外とちゃんとしてるんだよなカンボジア。
ここから乗っていくのは年季の入ったピックアップです。荷物を積んで乗り込もうとしたら、ドライバーが「まだ乗るな」と。
出発は11時だそうで。
今はまだ9時。
待つのか。

ちょっと周辺を散歩しながら写真でも撮って待ちます。
といっても早く出発する可能性も捨てきれないので、このターミナルから遠く離れるわけにもいきません。置いてかれたらこの街に宿とかあるのかなーなんて余計な心配もしてみます。まあクラチェに戻ればいいんだけど。

214662190_27おばちゃんとか客を集めてから出発するのかと思っていたら、ピックアップの荷台にはどんどん荷物が載せられていきます。次から次と、野菜と魚と鶏と卵とその他食品と。
僕のバックパックはどこに埋もれたんだ、と心配になって探してみたら、卵パックの上にきちんとくくりつけられていました。

期待どおり、12時に出発。
客は4人。
若い兄ちゃんだけが屋根の上にのります。よかった中の座席確保できて。

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ラタナキリより帰還

帰還といってもクラチェに出てきただけです。
やっとネットができる、しかも日本語入力。

以前よりサバイバル感は増してるような気がする。昨日の昼ごはんなんて、朝に市場の屋台でナイロン袋にテイクアウトしたぶたごはんを、お昼だからっつってジャングルの何もない路上にドライバーと2人で座り込んで、手づかみで頂きましたよ。

プノンペンから思ったより速いバス9時間で北のストゥントレンへ。一泊の後、8人乗りのカムリタクシーでラタナキリはバンルンへ行ってきました。
ラタナキリ、いいところ。かなりほこりっぽいけど。
2日のバンルン滞在でお腹いっぱいになるほど少数民族の村を見てきました。
クルン族、タンプオン族、プノン族、それぞれに魅力的な文化をもった高地民族です。中でもプノン族は人口も多く、いまでも伝統的な生活をきっちり残していて、とても興味深くお邪魔させてもらいました。
帰ったらゆっくり書こうと思いますが、ラタナキリでは素晴らしい出会いの連続でした。

そして今朝、またもや8人乗りカムリで5時間、クラチェへ。
クラチェはすげー都会だな。そしてものすごい数の白人旅行者。町が狭いもんだから、密集度はシェムリアップを超える、カオサン並み。
クラチェはよくわからんです。プノンペンから7時間とそこそこの距離な地方ぶりと、川イルカがたくさんいるってことでしょうか。バーとか白人向けレストランとかもいくつかあるので、彼等にとってはとてもいいところなんでしょうね。
イルカとか別に興味ないんで、こんなところはさくっと通過しましょう。

これからモンドルキリに行ってきます。目標ミッションはベトナム密入国。
またしばらくネットできません。

ラタナキリへ

ラタナキリへ行くために、前日に聞き込み調査をしたところ、船着場の近くのタクシープールから朝7時すぎに乗り合いタクシーが出発するというので、それに乗ることにしました。
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7時にその場所へ行くと、長身の白人のおっさんがバックパックを傍らに立っています。彼もラタナキリへ行くのでしょうか。やがてやってきたカムリタクシーには、すでにカンボジア人が運転手を含めて6人。満員ではありません、これに乗るんですよ、カンボジアの乗用車タクシーの標準定員は8人ですから。

白人さんと一緒にすでに2人座っている乗用車の後部座席に無理矢理入り込むと、すぐに車は出発。

ストゥントレンからラタナキリへ向かう道は、舗装ではないものの整備されてとても綺麗な道です。揺れは少ないものの、後部座席に4人もいて普通に座れるはずはありませんから、10分もたたないうちに体のあちこちが少しずつ痛みだします。

車中、やっぱり話しやすいのは外国人同士、カンボジアのタクシーシステムの文句の言い合いからはじめて、お互いの旅のことなどを聞きあいます。

その白人さんは宝石を買いあさってカンボジアを周ってるドイツ人でした。

4時間くらいと聞いていたのですが、ドライバーが土の道をがっつり飛ばしてくれたおかげで2時間半ほどで街が見えてきました。

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やがて市場前のタクシーターミナルに車は到着、途中ぼろいゲストハウスに外人2人組で降ろされそうになりましたが、ドイツ人の押しで最後まで乗り切りました。

事前に宿の情報を仕入れて決めてあったので、宿を決めてないドイツ人を誘ってそこまで徒歩移動です。といっても車を降りてから100mくらい。しかし目的の
Ratanak Hotel は改装中で閉まってました。仕方がないので向かいの Kim Marakot Hotel
へ飛び込み。これが大あたり、$5で綺麗な部屋にドイツ人も満足そうでした。

(ネット環境がなかったので、この日記は後で書きました)

一気に北上

今回の最初の目的地はカンボジア北東部のラタナキリなので、プノンペンは1泊ですぐ北を目指します。まずはバスで行ける最北、ラオスとのゲートウェイのストゥントレンまで。

プノンペン~ストゥントレンのバスを運行しているのは数社あるようですが、安かったセントラルマーケット前のバス会社を利用することにします。$10。

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ちなみにここ、昔はホーワジェンディングで前回プノンペンパブリックトランスポートに変わっていたのですが、今回さらにプノンペンソリヤトランスポートになっていました。意味不明。

所用予定時間は8時間ということで覚悟して朝7時にバスに乗り込みます。

途中いくつもの街で停まって休憩や客の入れ替えをしながら行くのですが、コンポンチャムからクラチェの間にいくつかある街がマイナーなのに意外と発展してて独特な雰囲気があってとても気になっています。写真2はスオンという結構でかい街。山間の坂の途中に突然広がるメモットという街も、魔法使いを意味するその名前からして実にミステリアス。次回はこのへんの調査をしてみたいですね。 159929206_253

そんなこんなで9時間後、午後4時にバスはストゥントレン到着です。意外と近かった。

ちなみにプノンペンからクラチェまでの道は舗装路でまったく問題ありませんが、クラチェからしばらく進んだあたりからあやしくなってきます。路面はそう悪くないですが、砂埃がすごいです。あちこちで大工事中なので数年後にはもっとストゥントレンが近くなるでしょう。

プノンペン到着!

今回もまたプノンペンは遠かった。

飛行機6時間、夜中のバスターミナルで待ち3時間、バス7時間、ミニバス1時間半でココン一泊。
今朝ココンを出発ミニバス5時間で国道へ。大型バスが通過するのを30分待ってそれに乗って2時間ちょいでプノンペン到着です。

明日はまた朝7時からバス8時間という大移動です。8時間てことはたぶん10時間くらいかかるな。

おそらくしばらくの間ネットできません。

ココンからプノンペンへ

ココンからプノンペンへ行くには、ボートで4時間シアヌークビルに行ってから、快適な道をバスで4時間というルートが有名ですが、ダイレクトにはげしい陸路で8時間というコースもあるようなので今回初体験してきました。

まずは近くのゲストハウスからミニバス(ワゴン車)が白人さんをたっぷり乗せて発車です。

ココンからの道は想像とまるっきり違っててビックリ。
たしかに噂どおりの土の道。でもきちんと整地されていて意外と揺れは少ないです。シェムリアップ~シソポン間よりは数百倍まし。
すごい悪路を想像してたのに、ほぼきれいに舗装されてて100km/hでかっ飛ばしてました。

およそカンボジアとは思えない山の中の峠道を1時間ほど行くと、橋のない川に突き当たります。カンボジアではおなじみの渡し舟に車ごと乗ってどんどん進みます。
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その後もぴったり1時間毎に全部で4つの川を越え、5時間かかってシアヌークビルからの国道へ合流です。
1時間毎に発生する川越えイベントも休憩を兼ねててちょうどいい感じ。
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ワゴン車でプノンペンへ行くのかと思っていたら、国道に出たところで僕だけ降ろされてしまいました。他の白人さんたちは逆方向のシアヌークビルへ行くらしい。

ここで待ってればプノンペン行きの大型バスが通るからそれに乗っていけ、とのこと。いやーカンボジアだなー。
ココン~プノンペンの車を頼んだはずなのに。ひどい話だ。

20分ほど待って大型バスが登場。なんとかプノンペンまで到着しました。もちろんはじめからそういう手はずになっているんだろうけどね。

シェムリアップの信号機

ポイペトからカンボジアに入ってシェムリアップに入るまで「信号機が無い!」ということに驚かれる方も多いようですが、シェムリアップの街中にはきちんと信号があります。しかも無意味にカウントダウン機能がついていたりします。
逆に、カンボジアが10年ぶりだとかいう旅行者に会うと、「シェムリアップに信号機ができてて驚いたよー」なんて言われるのですが、私は信号機のあるシェムリアップしか知らないのでなんとも思わずに見過ごしているのですが。

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さて今回のシェムリアップ滞在時に新しい信号機を見かけました。いつ設置されたかは定かではありませんが、調整中というか工事中だったので、いままさに設置されたところかもしれません。私の知る限りではシェムリアップで3つめの信号機です。
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場所は、シヴォタ通りのちょっと折れてるところ、ワットボーからの橋の通りとぶつかるところです。角にはガソリンスタンドとコンビニとファーストフード店があって私はよく利用する交差点です。隣にはごっついホテルができてましたねー。

ちなみに首都プノンペンには信号機はたくさんあります。たくさんと言っても日本と比べたらすごく少ないですが、カンボジアでもやっぱり首都は首都なんだねーってくらい。
第2の都市だといわれるバッタンバンには信号機はいまだありません。シェムリアップに負けてるなー。
あと、なんか頭の片隅にどっかで信号機を見て驚いた記憶があるような気がするんですが、コンポンチャムだったかなー、ちょっと忘れちゃいましたが、どっかにあったような気もします。

プノンペンで夕方とかにキャピトルの交差点や、63の交差点を観察してると、信号の無いところで右からも左からも後ろにも前にも車とバイクが詰まって、誰一人動けなくなってるという不思議な状況に出会うことができます。こういうとこにははやく信号を作ったほうがいいと思うんですが、それよりもうちょっと頭使いなさいよ、カンボジア人。

ポイペトの洗礼

カンボジアに初めてくる人のための歓迎セレモニーとして、このポイペトはピッタリの街だと思います。
きれいなタイから一転ボロいカンボジア、たくさんの物乞いと子供のマネーマネー攻撃。立派なカジノ群に一瞬だまされそうになりますが、すぐにカンボジアの正体がみえてきます。
ぜひとも飛行機なんかで飛ばないで、カンボジアにはここポイペトから入っていただきたい。シェムリアップなんてのはカンボジアの例外なのだから。

国境の街の常として、ここポイペトも治安が悪いとされていますが、カンボジア全体の中でそんなに極端に悪いとは思いません。でもイミグレ周辺には悪人が集結していますので注意は必要です。
実際私も以前ポイペトに滞在したとき、へんな奴に付きまとわれて「俺に金をプレゼントしないとお前は生きてないかもよ~」とか言われ続けました。あー思い出してもむかつく。

さて、陸路でカンボジアを目指そうとすると、まず第1の難関がここポイペトからどうやって先に進むかです。
カオサンのツーリストバスなら両替トラップを潜り抜けておとなしく待っていれば、きちんとカンボジア側のバスに乗れるのですが、鉄道や普通のバスでアランヤプラテートまで来た場合にはここからなんとか次の交通手段を探さねばなりません。

2年ほど前から、イミグレのすぐ裏に無料送迎バスが待機していて、新しくできたというタクシーターミナルまで乗せていってくれるようになりました。旅行者の安全と利便と考えて、ということですがまあ単純に金儲けのにおいしかしません。
そのタクシーターミナルには料金表が張ってあるのですが、たしかシェムリアップ1人$10くらいだったかな、プノンペンは$15、ぼろいカムリにみっちり詰められてこの料金です。しかも今回堂々とその前でボッタクリされそうになりました。どうして1人$15って書いてあるのに4人で$90になるんだよ。
一緒にいたラエリーが切れて、外で個人のタクシーを見つけてきてくれました。いつもはうざいがこういう時は頼もしいぞラエリー。

しかしどう考えても一般のカンボジア人がこんな高価な移動をしてるはずがありません。ピックアップはもちろんあるとして、バスは無いのかと考えます。
実は私は2004年に、ポイペトに一泊して次の日の朝8時のバスでシェムリアップに向かったことがあります。200バーツでした。これなら朝一で国境を越えれば安くすんなりとシェムリアップに行くことができます。
しかし今回はそのバスを確認することができませんでした。シェム行きだろうがプノンペン行きだろうが、バスはすべて国境が開く前の6:30頃に出払ってしまうようです。
これはあきらかに裏がありますね。金づるの外国人旅行者には安いバスには乗せない魂胆でしょう。

帰り道、面倒だったのでシェムリアップからカオサンまでのバスで一気に帰ってきてしまったのですが、ポイペトの街中に入ってから、目を凝らしてバスの中から道路わきを確認していると、ありました「プノンペン 9:00」の小さい看板が。
看板を信用すれば、朝国境が開くのを待ってからでもプノンペン行きのバスがあるようです。探せばシェムリアップ行きもあることでしょう。次回はぜひチャレンジしてみましょう。

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写真は、朝、タイに出勤するカンボジアの人々。

アンコールワットへの道

これは2006年の記事です

単純にシェムリアップで「アンコールワットへの道」というと、シヴォタをまっすぐ北に行く道より東側よりのラッフルズからの道のことなんですが、今回はポイペトからシェムリアップへの道について。

ちなみにこの道を通っていると、たまに「電波少年が~」って話をする人もいますが、あれはポイペトからの道じゃなくて、シェムリアップから真北に伸びている道です。おそらくアンロンヴェンへ向かうルートじゃないかな。いまとなってはこちらの道のほうが綺麗に整備されていますね。

今回往復してみましたが、ポイペト~シソポンの国道5号線部分はほとんど舗装されていてまあひどい道では無かったです。問題なのは国道6号線部分。あいかわらずですね。

乾季後半の今頃はそれでもコンディションが良いほうで、雨季真っ最中はぬかるみでバスが通れなかったり、乾季はじめはぼこぼこのまま固まってとんでもないでこぼこだったりします。それでも乾季にはまちがってもピックアップの荷台とかには乗りたくないな~。

ひとつ気になったのが、あちこちで測量をしていたこと。いよいよ舗装されるのでしょうか。シェムリアップでカンボジア人に聞いてみたところ、2008年に全面舗装完成が予定されているそうです。そして2008年以前には絶対舗装をしないという話も。カンボジア的な話ですね。タイとの確執とか、空港をおさえているフランス利権とか、バンコク-シェムリアップ間しか黒字になっていない航空会社のためとか、噂はいろいろありますが。

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シソポンよりちょっと東の道路の様子

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シェムリアップを出て数十分で舗装がなくなる瞬間

シェムリアップ全面工事中

いまはオフシーズンなんでしょう、シェムリアップのオールドマーケット周辺は全ての道を掘り返していて、マーケット内に入るのも一苦労です。
シソポン~シェムリアップの道も、あちこちで測量をしていて、いよいよ舗装されるようです。完成予定は2008年。というか、それ以前にはいろんな圧力より開通させられないそうだ。ま、いろんな利権がね。

あ、あと、1000リエル札が新しくなってた。プノンペンで友人が持ってて自慢されたんだけど、その後どこでも出会えなくて、シェムリアップの両替屋で見つけて交換してもらった。

ブルー系のパープルでかっこいい。

さて、チェンラにきてしまうと、どうもゆっくりぼーっとしてしまう。なんかそんな癖がついた。

これではいけないと歩き出しても、「あ、タケオのシェイクでも久しぶりに」とタケオ食堂でぼーっと。
タケオとチェンラの間によさそうな食堂ができましたね。朝にクイティウ食べるにはぴったり。

そんでチェンラで大事件が!
マウが結婚!?
ほんとかよ。

そう、あのかわいいマウ。ちょこちょこ駆け回っててねー、日本人のファンも多かったみたいだし。
えー、もう結婚したらしいです。12月に。 いまはチェンラをやめてオールドマーケット近くで働いているとか。
せめてもの救いは相手が前から付き合っていたクメール人の彼氏だということ。これで相手が日本人とかだったらどんな手を使ってでも止めさせたのに。
子供できたとかそういうわけでもなさそうなのになんで。まだ全然若いだろうに、20歳前でしょ。あーあ、でもお幸せにね。
ソティアとかは若すぎる結婚にちょっと否定的な話し方だったんだけど、マウもいろいろ考えたんだろうね。

シェムリアップ

予想通りというか、やはりシェムリアップは劇的に変わっていた。

チェンラにはなんか敷地内にネット屋ができてるし。
チェンラの敷地内で液晶ディスプレイでXPという良い条件だが、15分1000リエルという激高っぷり。
いまやバッタンバンでも1時間1500リエルなのに。

スターマートにカフェができたのは知ってたけど、24時間のATMまである。
ATMは驚いた。オールドマーケットの横にも銀行ができていて、そこにもATMがあった。クレジットカードはもちろん、シーラスやPLUSのキャッシュカードも使える。

それに比べて相変わらず変わってないのは、シソポンからシェムリアップへの道。いまは乾季なので、雨季のようなどろどろで通行不能というまでではなかったけど、なかなかのダートっぷりでした。ここまでくると「わざと」だっていう噂もうなづけますね。