行列カンボジア学校建設についての過去ブログ記事まとめ

行列のできる法律相談所というテレビ番組で、久しぶりにカンボジア学校設立についての内容が放映されるそうなので、ここのブログの過去記事をまとめておきます。

2007年から始まったテレビの企画で、有名人の絵のオークション企画などを経て、2008年頃に校舎が完成。

私は2009年1月に興味本位で勝手に現地を訪問してきました。

まずは、悪ノリで書いたブログ記事。

上のブログ記事の内容と写真はそのままに、文章を真面目に書き直した版。

書き足りなかった内容を追記。

元はmixiのクローズドな日記に書いてた内容なので、今読むと少し表現がよろしくない部分もあって気になりますが、当時の空気感が伝わるようにそのままの文章で置いておきます。ご了承ください。

5月31日の番組の情報はこちらです
https://www.ntv.co.jp/horitsu/articles/21h1cb081wdhaj4ybg.html

謝罪文

行列のできる法律相談所で放送されたカンボジアに小学校を建てる企画に対して、私が書いた文章の中に、関係者の名誉を毀損するような文章が有りましたことを、深くお詫び致します。

このたび、無関係者の方から抗議のお言葉をいただきました。
私は、自分で見て感じてきたものを、常識の範囲内で日記に書いただけで、けっして関係者を貶めるような考えは、微塵もございません。

しかしながら、一部の表現に対して行き過ぎたものがありましたので訂正いたします。

一、オークションで集めたお金は集めた人のものであり、どのように使われようが、はたまたうやむやにされたとしても他人が関知するものではありません。

一、当該校舎の建築費や校庭設備は安いものだけではありません。
他のものよりも数十倍高いものを使っている可能性は否定できません。

一、現地の状況の認識については私個人の主観によるものであり、
カンボジアの子供たちは実際はみんなとてもかわいそうなので、
これからもどんどん文房具やお菓子をあげるべきです。

一、一青窈はヌードになっていないので、この企画はいい企画です。

以上、訂正して謝罪いたします。
今後、このような軽率な記述を繰り返さぬよう、自戒し律してまいります。
どうぞお許し下さい。

なお、該当する日記にコメントを下さった方はこの件に関しては無関係です。
ご理解下さい。

4月1日

行列カンボジア小学校の正体

島田紳助の行列のできる法律相談所でオークションやってカンボジアに建てたとされる小学校のその後の話が今日のスペシャルで観れるらしい。

私がこないだ実際に行って見てきた実態をどれだけ番組内で表現してくれるか楽しみ。

さすがに億の金集めといて数百万円の校舎だけでは不味いだろうから、エクステリアでも充実させるのかな。
それでもオークションで稼いだとされる金額の十分の一も使ってないだろうけどなー。校庭にジェットコースターでもつくらないと全部遣いきれないよねー。

あとやっぱり芸能人とか行って文房具とか配っちゃうのかなー。
子供たちはもらったそれを売っていい小遣いになったろうなー。
これから次々と日本人がきてノートとかいろいろ配ってくれるといいねー。どうせ売るんだから面倒だから現金もらえたらいいけどそれは贅沢だね。
サッカーボールとかいい金になるから、いっぱいもらえるといいね。喧嘩にならないように。

さあて、もうちょっとで始まる。

行列のできる小学校まとめ

その他とりあえず書いておきたいことをずらずらと。

意外とみんな忘れがちだけど、ここは学校を新しく作ったんじゃなくて、
もともとあった小学校の校舎を綺麗に建て直しただけ。
環境が格段と良くなったのは確かだけど、元々子供たちは勉強はしてたわけ。
今回一緒に行った人たちでも、そこを勘違いしてる人が多かった。
あ、もちろん建て替えは大事よ。
何も無い所に校舎だけ建てて、建てっぱなしのエセ連中より、
アフターフォローの面でも建て替え方式のほうがテレビの企画には向いてる。
SVAもその辺を考えてこういう場所をアテンドしたんじゃないかと思う。
でも、その辺の説明がテレビでは足りないっつーか、
ちゃんと言ってはいるんだけど、わざと隠してるような演出もあるようなないような。

現場の状況について。

校舎の脇のトイレ前には、売店がしっかりとできていて、
おばちゃん2人常駐で駄菓子を売ってた。カンボジアでは普通の風景。
昔からなのか、新校舎ができてからなのかは知らない。
トイレ使うのに500リエル置いてけ、とかは言われなかったけど、この先どうだろな。

古い校舎では、校長先生方が朝に炊き出しをやってるらしい。
子供たちへ朝食を振舞っているらしい。無料らしい。
らしいらしいって実際に見てないからわからん。校長が自分で言ってた。
このアイデアってどこから出たのか気になる。

図書室に募金箱が置いてある。
ちょうど絵のタイルが貼ってある下に。
テレビ側で置いたのか、SVAなのか、校長なのか、部外者なのか、それは知らん。
少なくとも我々には募金の依頼はなかった。
ほんとはもうちょっと詳しい話を聞いたけど、それはわざとここでは書かない。

観光地によくある訪問者ノートが置いてある。
“○月△日 こどもたちに会えてよかったです 東京都 きょうこ” みたいの。
ある、というか校長の強い依頼で、私が作った。
日本の関係者にとっては不本意かもしれんが、ざまあみろ、って感じ。
もうすでにここは観光地なんだよ。

今回、アポなし訪問だったのが気になったので、
ドライバーさんと校長先生で携帯番号の交換をしてもらった。
訪問することの是非以前に、やっぱりいきなり日本人がぞろぞろ行くのはまずい。
次からは、事前に連絡してくれるだろう。
といっても、このドライバーさんを見つけないとダメだけど。

取材や打ち合わせ以外で、旅行者が授業を見学に来たのは、
我々で3組目だと言っていた。(2009年1月上旬現在)

学校にたどり着くまでの経緯。

とあるゲストハウスで尋ねたら、あっさりと全てが解決した。
どこのゲストハウスなのかは秘密にしとく。

シェムリアップに来て、そのへんのバイタクやガイドに聞いたって、
おそらく誰も知らない。そんなテレビの企画すら知らないと思う。

じゃあ、なんでこのドライバーは場所を知っていたかというと、
以前にやはり日本人が訪問しようとして、その日本人が自分で調べたらしい。
その時にドライバーとして誘導されてきた、と。
なので、このゲストハウスで頼むと簡単に行ける。専属のドライバーだから。
どこのゲストハウスなのかは秘密にしとく。

モムさんは、あ言っちゃった、
この儲かりそうな話を、ゲストハウス名物ツアーにしようとやる気まんまんで、
もしかしたらもうゲストハウスに張り紙でもしてあるかもしれない。
あーあ、しーらないっと。さすがの私もそれには協力しないけどね。

まとめ、私の意見。

とにかく、学校がちゃんと建っててよかったと思う。
建てる建てるっつって金集めて、結局建たない、建っても学校として機能してない、
って事例はくさるほどあるから。
昔の校舎よりも断然環境はいいだろうし、学べる子供の数も増えてるだろうし。
でもまーどうせここにはSVAが建てるつもりだったんだろうから、
テレビとかオークションとかは関係ないけど。

自分は行っておいてなんだけど、
あんまり日本人がわーわー行ってひっかき回さないでは欲しいなー。

それでも、せっかくこういう形になったのだから、いい部分は活用されるべきだ。
たまに日本人の旅行者が行って触れ合うのはいい刺激になるはず。
普通の田舎の子供たちなんて、外国人と触れ合う機会もないからね、
そういう面では企画によって恵まれた、とも思う。
ただし、いい方向に動けば。
数ヶ月に1組くらい、きちんと事前の調整をして訪問されるくらいがちょうどいいかもしれないなー。
ほんとは訪問希望者をSVAがコントロールできてればいいんだけど。

間違っても、文房具とかお菓子とか配るようなバカなことをする
日本人が現れないことを切に願う。
折り紙を図書室にそっと補給するくらいがいいかもね。

行列のできる小学校見学の報告(書き直し)

なんか昨日は徹夜明けで朦朧としながらあんなひどい日記を書いてしまった。
きちんと書き直す。

あの行列のカンボジアの小学校に行ってきた。今年の1月。
他にも同行者を募って、物好き日本人7人で出発。

場所はシェムリアップからほど近くのトロペアンクロサンというところらしい。思ってたより近い。

どこだか詳しく書くことはやめておくが、重要国道沿いだ。
もちろん地雷の心配なんてあるわけない。

アスファルト舗装こそされていないものの、道は整備済みでずっと快適。
朝シェムリアップを出て、午前中には到着。

ちょっとした街をすぎて10分くらいで唐突に例の小学校はある。
ちなみに、有名な地雷商人が建てようとしてる学校もすぐ近くだったり、
他にもNGOや個人が作った校舎がこのへんにはごろごろしてる。
ちょっとしたボランティア銀座。

手前に見えるのがおそらく以前の雨漏りのする校舎。

テレビに映ってたものと見比べると、半分くらい撤去されてるようで
後ろ半分しか残っていないが、むしろ残している意図がなんなのか気になる。
屋根が完全になくなっているが、建物内で煮炊きをしているような跡がある。

なんでカンボジアの地方の校舎って全部この形なんだろう。
ほんとにどこに行っても同じ。

例のマークだけささやかについていた。
もし「行列のできる~」なんてでかでかと書いてあったら、
その場でぶっ壊してやろうと思ってたけど、なくてよかった。

到着と同時に、同行した人たちはばらっと各々学校内を覗きに行ってしまったが、
ここは一人でもいいから、ちゃんとした手続きをしておかんと。
ドライバーに校長先生のところまで案内してもらって、きちんと挨拶。
いちおう車の中で整理しておいた文章をクメール語で。
校長は笑顔で歓迎してくれた。いくらでも見て行ってください、と。
校舎の設備の説明や、児童数やカリキュラムの情報、
テレビ局や一青窈がきたときのことなど事細かく教えてもらった。
アポなしだったのにすいません。

完全に授業妨害だけど、それでも授業は進めてくれてる。

教室は4つあったかな(この辺あいまい)。あと職員室と図書室。
外にはきれいなトイレ。
児童数は全部で250人くらいで、先生は4人。
午前は1年、2年、3&4年の3クラスで、
午後は2クラス。

都市部の小学校を見慣れてると、子供の手ぶら率が高いように見えたが、
2月には教科書が揃うと言っていた。

授業の様子を撮影しようとデジカメを構えていたら、
近くにいたガキが教室の中ほどを指差してなにかを教えてくれた。

なるほどね。
テレビで執拗に追い回してた女の子だ。
いま日本で一番有名なカンボジア人かもしれん。
反対側から教室内の写真を撮ってたときも、
「スレイナ!撮ってるよ!」ってクラスの悪がきが彼女に向かって叫ぶ。
本人も、ちらっとこっちをみて、節目がちに軽く何度かうなずく。
<うんうん、わかってるよ>って感じか。
まーね一番危惧してたのはこういうことなんだけどね。

それでも、まだ彼女がクラスから浮いている様子でもなかったし、
授業前の板書係をやっていたり、
(カンボジアではよく優秀な生徒が先生の手伝いをまかされる)
ほんとに賢いしっかりとした子なんだろう。
これからも強くいてくれることを祈る。

校舎に併設されている図書室。

日本の絵本が、クメール語に翻訳されてたくさん置いてある。
https://sva.or.jp/activity/program/ehon/
こういうこと。SVAが協力してるからこそだね。
数少ない、心のそこから素晴らしいと思えるシーン。
まー日本テレビも行列も島田紳助も関係ないけどね。

そして問題のタイル。

気持ちはわかるけど、ここに掲示する意味がわからねー。
ここには公開しないけど、一枚一枚精細に撮影してきてやったよ。
それこそプリントアウトして売れるくらいにな。

近頃話題騒然のヒ素対策、濾過器も置いてある。

素焼きで安価に対応できるやつだね。
こういう細かいところがちゃんとしてるのはいいね。

コメントあったので追記:
この濾過システムで砒素を除去できるわけではないそう。
これでヒ素をどうにかするわけじゃなくて、ヒ素問題で井戸使えなくなったから、雨水とか利用するための濾過器ですね。
写真のものが全ての教室と図書室に設置されていました。

左側には、図書室利用の注意書きが細かく書いてある。
全文訳しようと思ったけど、めんどくせーからやめた。
綺麗に使えとかそういうの。
貸し出しもしてるようだ。

そういえば溜め池をつくるとか言ってたね。

さっきの濾過器に繋がる話か。
ヒ素井戸ショックがボランティア業界に与えた影響ってのは相当なものなんだなー。

さて、授業も終わるようなので、先生にお願いして
お昼までちょっと遊ばせてもらうことに。
打ち合わせもしてないのに、日本人もバラバラになって、
サッカーやったり、押し相撲やったり、あちこちでグループ形成。

でも、おれは写真撮ってるだけだ。ここにきたって何も遊んでやれんぞ。

それにしてもなんでカンボジアの女の子はいつでもどこでも
ゴム飛びが大好きなのだろうか。そんなに飛んでばかりで飽きないのだろうか。

図書室には絵本だけではなくて、ちょっとした楽器や
けん玉などのおもちゃ、折り紙などが置いてある。

ここでは折り紙教室が始まっていたので、ここに混ざることにする。
真面目に折り鶴とかレクチャーしてる隣で、
「次なにがいい?犬か?カエルか?」とか聞き出したら、
あっという間にリクエスト大会になってしまった。
15分くらいの間に、20枚くらい折らされた。
最後のほうは面倒くさくなって、適当に四角に折って
「ほら牛だー」とかやって、子供に怒られる始末。

11時半くらいになって、みんなが帰らなくてはいけない時間に。

日本人連中はまだまだ遊びたいようだが、もう子供たちはバラバラと帰っていく。
家の仕事もあるし、そんなに遊んでばかりいるわけにはいかんわな。
先生方も戸締りしだすし、もう帰れってことか。

ありがとうみんな。楽しかったよ。
きてみてよかった。
校長先生をはじめ、みなさん終始、歓迎ムードでいてくれてたのがなにより。

もう少し書きたいことと、今回のまとめがあるので、
また次の日記に続く。

行列のできる小学校見学の報告

✏️あの行列のカンボジアの小学校に🏫行ってきましたー😉

場所ゎすっごい山の中⛰️アンコールワットのある街から出発👍

この辺ゎまだ地雷⚡がありそうであぶないかも💦

ありえないひどい道😨を何時間もかけて🚗進みます

ついに小学校🏫発見‼️

🐮⁉️⁉️⁉️👀

学校に🐮がいるなんてありえない
こんな田舎の学校🏫なんてカンボジアの中でもここだけかも🐧

👍いよいよ校舎へ💦
緊張してきた😅

さすが日本が作っただけあっておしゃれ💍な校舎🏫

いたー‼️子供たち👦👧と初対面💕

純粋な子供たち👦👧
✨日本の子供と違って目👀が輝いてますねー✨✨

✏️みんな真面目に勉強してますねー🎵

いままで学校がなくてかわいそう😭だったのに💦
こうして勉強ができるなんてほんとにテレビ📺の力ってすごい⤴️⤴️⤴️⤴️⤴️

あ❗彼女は‼️

スレイナちゃんだー💓💓有名人に本当に会えるなんて感激😍

みんな何の勉強✏️してるんでしょうね🤔

学校には図書館📕もありました😍

カンボジアっていろいろ遅れてる👎⤵️のかと思ってたら☁️
絵本🐤とかもちゃんと売ってるんですねー🎵

そしてそして‼️ついにあのタイルを発見💡

こうして毎日🍒日本の芸能人が描いた素敵な絵🎨を見ることができるなんて
この学校の子供たち👧👦ゎ幸せですね🌞

これゎ飲むための水ですかね🍷⁉️

でもちょっと汚そうだから⤵️ペットボトルの水を飲んだほうがいいかも💦

わけのわからない😅文字も貼ってあります😨
こんなの勉強✏️するなんて難しそう😱

学校🏫のすぐ横にゎ大きな水たまりがありました🐟

でもとても汚い⤵️ので何にも使えませんね🈲
みんなで井戸を掘って⛏あげたらいいかも⁉️

😅授業が終わったので日本人みんなで遊んであげました⚾

ピースサイン✌️を知ってるなんて意外と進んでる⁉️

この遊びは学校🏫を作りに来た日本人が教えてあげたのかな🐧

📖図書館で絵本を読んでる子たちもいました☺️

折り紙☘️とかあったけどカンボジアの子供たちには難しいだろうな😅

🔔もっとずっといたかったけど時間⏰なので帰ることに

子供たち👧👦ももっと遊びたそうだったけど仕方ないです😅
とっても楽しかった🎵💕
子供たち👦👧がほんとにかわいくて💖💖💖
絶対🦀また来ます ‼️

みんなもぜひ子供たち👧👦に会いに行って一緒に遊んであげてくださ~い 😉

行列のできるカンボジア小学校

私のことを知ってる人ならご存知だろうが、
こういうのが大嫌いでねー。日記にもいろいろ文句を書いてたなー。

でも、たまに言われるのよ、
「あの学校は見に行かないんですか」って。

行ってどうすんだよ、と。
そもそも、何の罪もない子供たちを、見世物にしてしまうのが一番嫌で。
テレビの企画として日本人が楽しんだことは過ぎたこととしてさ、
子供たちは普通に勉強をしてるわけだよ、毎日。
それを邪魔すんなよ、って。
恩着せがましく、この学校は日本人が建てたんだよ、って言い続けるのか。

昔、NGOに混ざって勉強してたときや、協力隊員から話を聞いたりして、
単なる瞬発性の興味本位だけで旅行者が無礼に土足で入り込んできて、
とても迷惑になっている事例をたくさん知っているから、
そういうのはやめようよ、っていうスタンスなの、私は。

去年の暮れだったかな、一人の若い日本人旅行者にプノンペンで会って、
一緒に飲みに行ったりしていろんな話しもした。
カンボジアの問題点や、ボランティアの話、現地の人との触れ合い方の話。
そして、このテレビの企画の小学校の話もした。

数日後、シェムリアップに行った彼からメールが来て、
あの紳助の小学校に行ってきました、と。
ちょうどタケオでメンバー集めをしていて、それに混ざって見てきたらしい。
他にもいろいろ書いてあって、
彼は、実際に自分で見てきた後で、私と同じようなことを考えたらしく、
旅行者がたくさんこういうところに行ってしまうことはどうなのだろう、
といった感じの自責で締めていた。
いや、立派だと思う。
そう思うに至った事自体が、その学校を訪問したことの彼の収穫だろう。

この彼からのメールで私もいろいろ考えた。
これからも放っておいても、学校を訪問しようという旅行者は増えるだろう。
噂と情報が広まって、たくさんの日本人が押しかけることになるだろう。
そうなったら子供たちはどうなる。
この企画に関わった人たちはそれをどう考える。

SVAが、
SVAっていうのは、今回のこの番組の企画でカンボジア側のコーディネートをした
日本の曹洞宗系のボランティア団体なんだけど、
私が「すごいなー」と思って尊敬してる数少ない団体の一つで、
カンボジアとかでやってる絵本の翻訳とかの活動は素晴らしいものなわけで、
そのSVAはどう考えてるのか。
そもそもなんで今回テレビの企画に参加したのか、も気になる。
そしてどういう結果を出してるのか。
SVAといえども金に目がくらんでしまったのか、いやいやそうではない、
彼らは彼らなりのしっかりとした考えがあったのだろう。
テレビの企画に、はいそうですか、と適当に協力してしまう団体ではない、と思いたい。
勝手なテレビ屋がこの国を荒らすなら、せめて自分たちが最低限
子供たちを守れるように参加しよう、と思ってのことかもしれない。
もしくは、まるっきり逆で、学校を建設する案件が先にあって、彼ら側から
テレビに持ち込んで利用したのかもしれない。

勝手に想像してるだけじゃどうしようもないな。
きちんとしたことを知らないと、批判もできないし。
そういうことはね、まずは現地に行ってみないとわからんわけだな。
そうだ、やっぱり行ってみようか。
行ってまずこの目で確かめてやろう。
そしてもし、そこにある現実が悲しいものだったら、遠慮はいらん、
そんなもんぶっつぶしてしまえばいいんだ。
なーに簡単さ、
日本人が集まる宿でツアーを作って張り出して宣伝して、
ばんばん日本人を送り込んで、毎日のように送り込んで、
授業すらままならないようにしてやるんだ。
子供たちがかわいそうだけど、安易な考えがそういう結果を生み出すということを
みんなが想像できるようになって欲しい。
そして二度と、そんな適当なテレビの企画で、カンボジアの子供たちを
見世物にしようと思う日本人があらわれないように。

いろいろ書いたけど、
まーうそ。
ただ単に行ってみたかったんだよ。暇だったし。
カンボジアで起きてることは、何でも知ってないと気がすまないたちなのでね。

というわけで、この1月に野次馬してきたわけ。

じゃあ、次の日記でその時の様子を書きます。

行列カンボジア

テクノロジーを駆使して、カオサンから日テレを見てる。

例の行列のできるほにゃららでカンボジアに学校を建てるってやつ。
今日の放送はそのオークションの模様。

いままで、かなりの番宣と各種方面からのプッシュが大きかったので、
なにかものすごい邪念がカンボジアを食い物にしようと動いてる
のかと疑ってたのだが、まだ途中だけど今日の放送見てて安心した。

お遊びと単なる面白い企画ってだけだった。
エンターテイメントですね。

化け物のような巨悪がうごめいてるナントカリーナ・ジョリーとか、
うす汚い売名行為だけのほにゃららなにかとかと違って、
こういうのほほんと楽しめる企画はいいね。

もちろん、この日本人のお遊び企画の裏でカンボジアで犠牲になる人々は
少なからずいるんだろうけど、まあ、まあね、仕方ないんだよ、今は。

ところで、これって集めた金どうするんだろうねー。
(集めた金っていうか、経費と収入を無視して、集めたことになってる金)
自力で学校建てるとは思えないし、ばっくれるわけにもいかないだろう。
どっかの有名NGOに外注かな。Jなんとかとか。
ん?まてよ?アグネス・チャン?まさかな。あれが関わってたとしたら遊びじゃ済まん。

これでカンボジアにまともな学校が建たないとしても、
(まーまず建たないと思うけど、まともなのは)
ほんのわずかでもテレビを視ている人の心がカンボジアに触れてくれれば、
いつか何かの拍子でカンボジアに良いものが注がれるかもしれないし。

まあ、ぜひね、もっと続けてカンボジアに鉄道を敷いてほしい。
敷いてほしいっつーか、保線して。