カンプチア人民共和国

圧勝するのはわかってたけど、そんなに集めちゃったかー。
遺跡を使ってナショナリズムに訴える作戦は大成功だったね。
タクシンの金もかなり動いたんだろうか。

どっかで拾った誰かの確かな予測。

人民党 90
フンシンペック 2

ラナリット党 2
サムレンシー 26
ヒューマンライツ 3

こうなりゃもう連立組んでる必要ないから、フンシンペックは野党転落だな。
もしかするとどっかが吸収して党ごとなくなるかも。

ラナリットは心配してたけど、そうか、そんなにだめか、もう。
ねー、カンボジアの人たちは純粋だから、変な噂にころっと騙されちゃうのね。

ケムソカーは、まあこんなもんだろ。初めてで議席がとれれば。
ずっとがんばってても1議席もとれない政党もたくさんあるし。

サムレンシー+ヒューマンライツの革新票の読みはなんとなくあたったか。
サムレンシーはまあ順調に強いな、なんだかんだ言われても。
シェムリアップでこないだ選挙の話をしていて、サムかケムかで、
「やっぱりサムレンシーには実績があるから」
って声がすごい多かったから、まあヒューマンライツはこれからかね。

さて、そろそろどうやったらあの独裁者を葬り去ることができるか、
みんなでちゃんと考えないとやばくなってきた。

プレアヴィヒア?あそこはもう選挙で有効活用できたから、
サマック&タクシンに優位になるような動きするんじゃないかな。
もう今日から派手に動くかもね。

5年に一度の下院選挙投票日

あーほんとにプノンペンにいたかったなー。

今日はみんなで指にインクをつける日。
5年に一度の下院選挙投票日。

完全な開票と集計は数日後だけど、とりあえず予想。

人民党 71
フンシンペック 10

ラナリット党 12
サムレンシー 22
ヒューマンライツ 8

予想というか希望。わからん、全然読めない。
人民党は議席を前回73より減らしてほしい。
フンシンペックは割れたので、現26議席をラナリットと分ける形に。
でもラナリットがこんなに取れそうもない気もするなー。

革新票は伸びるけど、サムレンシーとヒューマンライツにわかれて、
結果サムレンシーは前回24を割るね。でも第二党に。
新しいケムソカー氏のヒューマンライツはまあがんばってこんなもん。

さて、今日プノンペンで何人死傷者が出るかな。

若者が選挙に行かない理由

election.jpg指が汚れるのが嫌なんだってよ。
ちょっと笑ったが、確かに問題だ。

今回の選挙の投票率がだいたい70%くらいに終ったみたいで、
1997年のカンボジア最初の選挙の86%から確実に下がってきているらしい。

投票したら指に数日消えない黒インクをつけて目印にするというのは、
カンボジア以外でも選挙のためのインフラの整っていないところで、
低コストで確実に選挙を行うためにとられている手法だが、
これから多くのカンボジアの若者が政治に参加していくようにするためには、
早急な対策が必要なんじゃないだろうか。

もっとも、フン・センにしてみれば、若者は選挙に参加して
もらわないほうが好都合だろうから、変える気なんてないのだろうけど。

開票速報

最終結果は24日みたいだけど、いまのところ判明した数。
評議会の数は全国で1621なので、そのうちの487ってことは3分の1にもならないくらいかな。
でもこのパーセントが大きく変わることはないでしょう。

政党 議長 評議員 得票数 得票% 議長% 議員%
人民党 468 2,291 866,950 59.75% 96.10% 67.98%
サムレンシー 18 867 380,646 26.24% 3.70% 25.73%
フンシンペック 1 80 85,585 5.90% 0.21% 2.37%
ラナリット党 0 132 117,673 8.11% 0% 3.92%
合計 487 3,370 1,450,895

びっくりするほど予測どおりでつまらん。
ただサムレンシーの大躍進はちょっと期待以上、改選前で議長席数が16なのに、3分の1の時点で18というのは。
あと期待することといえばラナリット党がどこまで伸びるかだなー。フンシンペックから追い出されて急遽立ち上げた政党なのに、得票数ではフンシンペックを上回ってる。ラナリット人気もそれなりにあるんだね。

上の表の見方だが、カンボジアの地方選は比例代表制のみで、1621に分かれた自治体毎に得票数の一番多い政党から議長が選出され、議員は自治体の規模によって5名~11名選ばれる。

ちなみに過去に比べて平和裏におわったとされる今回の選挙。ニュースによると死者は8人だそうで。平和、なのかなー。

投票箱を開けるまでもなく

昨日1日に行われた地方コミューン評議会統一選挙の投票ですが、最終結果は今月の24日にでるそうです。
前回にひきつづきカンボジア人民党の圧勝でおわることでしょう。

世論が趨勢がなどという間もなく、カンボジアの占拠いや選挙というのはそうなっているものなので。

ちなみに途中結果、というかおそらく予測の参考値。評議会の数は全国で1621なので、3分の1にも満たない部分だけど。

政党 評議会
議長
評議員 得票数 得票% 議長% 議員%
サムレンシー党 18 867 380,646 26.24 3.7 25.73
カンボジア人民党 468 2,291 866,950 59.75 96.1 67.98
フンシンペック 1 80 85,585 5.9 0.21 2.37
ラナリット党 0 132 117,673 8.11 0 3.92
合計 487 3,370 1,450,895      

今回の選挙をあらわす面白いイラストがあったので転載。

sacrava_no_630.jpg
Sacrava Toon http://sacrava.blogspot.com/ より

 

選挙中は携帯のショートメール禁止

capt_sge_kqf51_300307160642_photo00_photo_default-512x340.jpgカンボジア地方コミューン統一選挙の投票日である4月1日とその前日に、携帯のSMS受送信を全て停止する、と選挙管理委員会が金曜日に発表した。

Cambodia bans SMS messaging ahead of Sunday’s elections

すでにその土曜日をすぎて投票当日の日曜日になっているのだが、現地ではどうなっているのだろう。
政党からの宣伝メッセージ配信を防ぐものだとされているが、実際にはいろんな理由があるのだろう。選挙管理委員会といっても中立とはいいがたいわけだし。

今回の地方選挙は、来年の総選挙の予行練習みたいなもので、カンボジアの将来を直接どうこうするもではないのだが、おそらく、カンボジア人民党の独裁体制をより一層強化させるような結果になると思われる。

結果はいつでるんだっけ?

鴨志田穣さん

そっか、鴨志田さん死んじゃったか。
よくないって話は知ってたけど。
カンボジアのこと色々勉強させてもらったなー。今夜はアジアパー伝でも読み返そうっと。
自分は人に何を残せるかなー。

引き続きささやかなロビー活動を続けようか。
選挙が終るまで。

といっても、どんなにがんばったところでフンセンCPPが引き続きカンボジアを支配し続けるのは間違いないんだけどね。

唯一の対抗ラナリットは見事なまでに策略でつぶされちゃってるし。フンシンペックは綺麗にCPPが飲み込んだし。
サムレンシー?がんばって欲しいけど、おっさんちょっと頼りなさすぎ。
そういやロン・ノルの息子を担いでどっかの勢力がカンボジアに乗り出そうとしてたみたいだけど、目的がわからん。うそ、知ってる。

というわけでフンセン王国は今後も安泰、と。
タイみたいなことが出来れば多少は変わるんだろうけど、まあ無理だな。

そもそもシアヌークって今何を考えてるんだろうなー。それだけがまったく見えない。

選挙戦はじまる

4月1日の統一地方コミューン選挙まで2週間を切って、各地で選挙活動がはじまった。

らしい。
日本にいるとカンボジアの地方選なんて全く情報が入ってこないのが悲しい。
はじめてカンボジアに行った時がちょうど前回の国民議会選挙の時だったよなー、サムレンシーのパレードとか遭遇したよなー、懐かしい。

んじゃ、ささやかながらロビー活動しようかな。

Googleグループで面白い投稿が流れてたので、転載。
フン・セン首相ファミリーについて。

息子フン・マニット(25) 嫁が警察長HokLundyの娘
息子フン・マニー(24) 嫁が地方開発大臣YimChayLiの娘
娘フン・マリ(23) 夫がフン・センの片腕で閣議担当大臣のSokAnの息子
娘フン・マナ 夫が王立軍中将MoeungSamphanの息子

兄フン・ネン コンポンチャム州知事、元スヴァイリエン州知事
ネン娘(姪)フン・チャンタ 夫が警察長HokLundyの息子
ネン娘(姪)フン・キムレン 夫が副警察長NethSavoeun
ネン息子(甥)フン・セアン 嫁が副警察長SokPhalの娘

露骨にえげつない。
他にもチア・シムとかヘン・サムリンとか複雑に繋がっていくんだけど、割愛。

ゴースト投票者

カンボジアの統一地方選挙ともいえるコミューン評議会選挙が、来年2007年4月1日に予定されています。
この選挙は、コミューンとサンカットという日本でいう市町村レベルの議会議員選挙で、前回の2002年が初めての選挙でした。

それぞれの地区毎に人口にあわせて5~11人の議員が比例代表制によって選ばれます。そしてその中で最多得票を得た政党のリスト最上位がチーフとなり、議長と行政長の権限を持つようになります。
とにかくカンボジアの地方自治において非常に重要なポストを選ぶわけですが、前回の選挙、つまり現在の評議会メンバーは、過半数をはるかに超える約70%がフン・セン首相が率いるカンボジア人民党メンバーで占められています。

さて、半年ほど後に行われる第2回目の大事な選挙。先月10月1日から24日にかけて投票人登記が行われたり、着々と準備が進められています。
しかし、その不正行為の可能性についてもすでにいろいろと危惧されています。

前回の選挙では、実際に存在しない住人の名前が何百人分もリストにあったとか、兵士たちが2度投票して水増ししてたとか、いろんな噂が流れていました。
そういえば、今度カンボジアで徴兵制がはじまることになったんですよね。若くて仕事や金がない若者がぞくぞくと兵士になるわけだ。なるほど。