役にたたないポイペト情報

アライバルビザ窓口の場所が変わってる。

いままでは、タイのイミグレを通って、すぐ反対側にカンボジアビザの窓口があったため、
いきなり道路を横断しなければならなくてちょっとわかりずらかったのだが、
それが道路の反対側、つまりタイの出国イミグレ側に移動してる。
タイを出国してそのまますぐにカンボジアビザの手続きができるので、わかりやすい。

ただし、カンボジアの入国イミグレはやっぱり反対側にあるので、
その後でやっぱり道路を渡らなければならないのだが。

いままでのビザ窓口の建物は、取り壊されて工事中になってる。
恒久的な移動なのか、改装のための暫定移動なのかはわからない。

完璧な国境越えを達成

ほぼ完璧な国境越えを達成。

昨日の夜プノンペンについた。
今回は、宿とかチェックインしっぱなしで、荷物もそのまま置いていったから、
旅行に行ってわが家に帰ってきたリラックス感。

ポイペト国境越え、
もう何度となく通っていたが、いつも何かしらやられてた。
ビザ代が高い、
モトがしつこい、
モトがぼる、
タクシーがぼる、
などなど。
毎回少しずつトラブルを回避できるようになって、
ようやく今回、何の障害もなくクリア!

カオサンからモーチットマイのバスステーションまでは、メータータクシー。
チケットブースの開く3時にあわせて行ったので、待ち時間なくチケット購入。
すぐに3時半にバス出発。
熟睡して気付くともうアランヤプラテート、まだ7時。
いつもは4時間くらいかかるのに、3時間半で着いた。
バスターミナルから国境までのモトはもう数年前から60バーツ固定。
タイ出国、全然観光客がいなくて、すんなり通過。

さて、まず最初の中ボス、ビザカウンター。
でかでかとTourist$20、Normal$25と書いてあるのに、
「バーツしか受け付けないからドルならツーリスト$25、ビジネス$35」とか言う。
もちろんバーツでも高い。
そこで“謎の身分証明書”を。
はい、恐縮されながらビジネスビザを定価の$25でゲット。
良い子はまねしないでね。

入国ブース、たまにここで入出国カードを勝手に代書されて
チップを要求されるが、すんなりさらのカード渡してくれた。
入国カウンター、何の問題もなしでスタンプ。

2番目の中ボス、ロータリーの客引き。
全無視。回避。
返事もせずに突き進む。
ロータリーをちょっと離れたあたりで流しのバイタクを捕まえる。
変な遊びはしないでクメール語で。
交渉なんかもせず、ただ「バッタンバンへ行く」と行って乗る。
すぐ客がいっぱいつまったカムリタクシーを発見。
バイタクは20バーツだけですんなり帰っていった。

ラスボス、カムリタクシー。
ここもいままで英語でいくと確実にぼられていたのでクメール語で。
言い値バッタンバンまで200バーツ。
あっさりクリア。

ちなみに英語で遊んだときは交渉の末300バーツ、
バイタクがはりついていると400バーツ。
実は昔はバッタンバンまで150バーツで行けたはずなのだが、
前回、カンボジアのおばちゃんも200バーツって言われてたので、
これでよしとする。無駄な交渉で疲れたくない。

ぎゅうぎゅうづめの座席も、シソポンのだいぶ手前で一人降りて、
ゆったりとバッタンバン到着。

やっぱり大事なのは、情報と経験値と言語スキルだなー。
あとスペシャルアイテムを装備してると楽。

新しいベトナム国境

ベトナムとの新しい国境が開いたようです。

カンダール州のChray Thumという地名だけで詳細は未確認なのですが、カンダール州でベトナムに接しているのはほんの少ししかないので、おそらく、バサック川に沿ってまっずぐチャウドックへ向かっている道だと思われます。
ベトナム側の地名は、An Giang省のKhanh Binhだそうです。

もともと地元向けには行き来があった地点のようなので、外国人の通行が認められた正式な国境に昇格したということでしょう。
ここでカンボジアビザが取れるかどうかなどはまだわかりません。

ポイペトの洗礼

カンボジアに初めてくる人のための歓迎セレモニーとして、このポイペトはピッタリの街だと思います。
きれいなタイから一転ボロいカンボジア、たくさんの物乞いと子供のマネーマネー攻撃。立派なカジノ群に一瞬だまされそうになりますが、すぐにカンボジアの正体がみえてきます。
ぜひとも飛行機なんかで飛ばないで、カンボジアにはここポイペトから入っていただきたい。シェムリアップなんてのはカンボジアの例外なのだから。

国境の街の常として、ここポイペトも治安が悪いとされていますが、カンボジア全体の中でそんなに極端に悪いとは思いません。でもイミグレ周辺には悪人が集結していますので注意は必要です。
実際私も以前ポイペトに滞在したとき、へんな奴に付きまとわれて「俺に金をプレゼントしないとお前は生きてないかもよ~」とか言われ続けました。あー思い出してもむかつく。

さて、陸路でカンボジアを目指そうとすると、まず第1の難関がここポイペトからどうやって先に進むかです。
カオサンのツーリストバスなら両替トラップを潜り抜けておとなしく待っていれば、きちんとカンボジア側のバスに乗れるのですが、鉄道や普通のバスでアランヤプラテートまで来た場合にはここからなんとか次の交通手段を探さねばなりません。

2年ほど前から、イミグレのすぐ裏に無料送迎バスが待機していて、新しくできたというタクシーターミナルまで乗せていってくれるようになりました。旅行者の安全と利便と考えて、ということですがまあ単純に金儲けのにおいしかしません。
そのタクシーターミナルには料金表が張ってあるのですが、たしかシェムリアップ1人$10くらいだったかな、プノンペンは$15、ぼろいカムリにみっちり詰められてこの料金です。しかも今回堂々とその前でボッタクリされそうになりました。どうして1人$15って書いてあるのに4人で$90になるんだよ。
一緒にいたラエリーが切れて、外で個人のタクシーを見つけてきてくれました。いつもはうざいがこういう時は頼もしいぞラエリー。

しかしどう考えても一般のカンボジア人がこんな高価な移動をしてるはずがありません。ピックアップはもちろんあるとして、バスは無いのかと考えます。
実は私は2004年に、ポイペトに一泊して次の日の朝8時のバスでシェムリアップに向かったことがあります。200バーツでした。これなら朝一で国境を越えれば安くすんなりとシェムリアップに行くことができます。
しかし今回はそのバスを確認することができませんでした。シェム行きだろうがプノンペン行きだろうが、バスはすべて国境が開く前の6:30頃に出払ってしまうようです。
これはあきらかに裏がありますね。金づるの外国人旅行者には安いバスには乗せない魂胆でしょう。

帰り道、面倒だったのでシェムリアップからカオサンまでのバスで一気に帰ってきてしまったのですが、ポイペトの街中に入ってから、目を凝らしてバスの中から道路わきを確認していると、ありました「プノンペン 9:00」の小さい看板が。
看板を信用すれば、朝国境が開くのを待ってからでもプノンペン行きのバスがあるようです。探せばシェムリアップ行きもあることでしょう。次回はぜひチャレンジしてみましょう。

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写真は、朝、タイに出勤するカンボジアの人々。