クラチェからモンドルキリの州都センモノロムへむかいます。
前日に川沿いにいくつか並んでいるバス会社をあたってみたのですが、モンドルキリ方面へ行くバスはみつかりませんでした。
どうやらタクシーかピックアップで行くしかなさそうです。タクシーターミナルは市場のそばにあるので、朝に行ってみればどうにかなるでしょう。
朝7時にターミナルへ行ってみると、余計な心配しなくてもおっさんたちにタウナータウナーと囲まれました。
「センモノロム!」とだけ宣言してつれてこられたのは、すでに満席近くに客が詰まったワゴン車。僕が乗り込んだと同時にスライドドアが閉められ出発しました。
これなら快適~、なんてのん気にしてると、2時間もしないうちにちょっと開けたところに停車、みなさん車から降りていってしまいました。
到着?そんなわけはありません。
モンドルキリまでダイレクトには行かないのでここで乗り換えってことですね。乗ったときには何も言ってくれないんだもんなー。
着いたのはスヌオルという街です。プノンペン・コンポンチャム方面からクラチェ・ストゥントレン方面へ繋がる国道7号線で、モンドルキリ方面へ分岐する地点です。ベトナム方面にもここから分岐しているので、交通の要衝として栄えているようです。
実は数日前にもここにきたんですね。プノンペンからストゥントレンへのバスがここで休憩しました。
ここからモンドルキリに行く車はいつの間にかちゃんと手配されてました。こういうところは意外とちゃんとしてるんだよなカンボジア。
ここから乗っていくのは年季の入ったピックアップです。荷物を積んで乗り込もうとしたら、ドライバーが「まだ乗るな」と。
出発は11時だそうで。
今はまだ9時。
待つのか。
ちょっと周辺を散歩しながら写真でも撮って待ちます。
といっても早く出発する可能性も捨てきれないので、このターミナルから遠く離れるわけにもいきません。置いてかれたらこの街に宿とかあるのかなーなんて余計な心配もしてみます。まあクラチェに戻ればいいんだけど。
おばちゃんとか客を集めてから出発するのかと思っていたら、ピックアップの荷台にはどんどん荷物が載せられていきます。次から次と、野菜と魚と鶏と卵とその他食品と。
僕のバックパックはどこに埋もれたんだ、と心配になって探してみたら、卵パックの上にきちんとくくりつけられていました。
期待どおり、12時に出発。
客は4人。
若い兄ちゃんだけが屋根の上にのります。よかった中の座席確保できて。