とうもろこし

すごいいきおいでほとんどぜんぶとうもろこしをたいらげてたよ。
とちゅうでまめもちょっとたべたよ。
とうもろこしだけじゃたりなくてさいごにこめもちょっとたべたよ。

意味はわからん。
たぶん、今年はとうもろこしが豊作。豆も米も順調。
そんな簡単な解釈でいいんだっけ?
ちゃんと審判の占い師がいて、いろいろ解説してたけど、何言ってたかわからん。

とうもろこしっていうと、小麦価格の上昇とか、バイオエタノールとか、地球温暖化とか、
ゴアがむにゃむにゃとか、オイルマネーゲームの対抗とか、ユダヤの地球資本買占めとか、
ドル基軸の崩壊とか、アラブ統一通貨とか、アメリカ崩壊で世界の多極化とか、
そういうことですかねー、ねえ牛さん。

ミャンマー情報紙を押収

カンボジア警察当局は19日、同国の英字紙カンボジア・デーリーに4ページ分を挿入する形で頒布が始まったミャンマー情報紙「ビルマ・デーリー」を新聞販売店などから押収した。カンボジア情報省は「無許可出版」を押収理由としている。

情報省GJってだけ言っておく。
カンボジアデイリーってのがなー、カンボジアでミャンマーの情報紙だすなんて、、、
ばればれじゃん。もともとばればれだったけど。
このじじいほど「偽善」ってのが似合う人もいないわ。

↑ここのコメント、ほんとはもっとはっきり書きたかったけど、びびって書き直した。

ホーチミン~シェムリアップ間バスが時間短縮

サイゴンバス社(サパコツーリスト)は今月19日から、ホーチミン市~シェムリアップ(カンボジア)間の国際長距離バスの運行を開始する。このバスは東南部タイニン省サーマットとカンボジアのコンポンチャム州Trapeing Phlong間の国境を通過する。これまでのモクバイ~バベット間の国境を通るルートより80キロメートル短縮されて500キロとなるため、運行時間も2 時間ほど短くなるという。

比較地図書いてみた。ちょっとうそ。
これ、プノンペンにとってはかなり痛い話。
ただでさえ観光客少なくて、単なる通過ポイントだったのに、通過すらしなくなるじゃん。
「さっきプノンペン着いて明日シェムリアップなんですよorホーチミンなんですよ」
っていう旅行者ばかりでがっかりしつつ、それでも貴重なプノンペン訪問者だったのに、
そういう人すらいなくなる。
でも、ちっと一度は乗ってみたいな。ホーチミンからコンポンチャムあたりまででいいから。

プサールー全焼だって

シアヌークビルのプサールー。あのでかい市場が全焼って。
まあ99%の確率で放火だろうね。

ここの市場には何度も通ったなー、いやあまりいい思い出はないけど。

今後の話ももういろいろ出てるようだけど、とりあえず新しい市場はすでにできてたみたいで、すんなりそこに移転できてめでたしめでたし、と。

で、何作るつもりなんだろ、ここに。

写真は某所からの転載です。

台湾人2人あわせて懲役50年

昨年1kg以上のヘロインをカンボジアから密輸出しようとした2人の台湾人が捕まった事件で、今週それぞれに懲役30年と28年が言い渡された。

2人の台湾人男性Yein Junasuch(49)とJy Sunglean(59)は、昨年10月20日にプノンペン国際空港から香港へのフライト機へ乗り込む際に、改造した靴などに計1.4kgのヘロインを隠し持っていたが、不自然な歩き方だったために税関当局に怪しまれて逮捕された。

ちなみにカンボジアには死刑制度はない。

元祖宗主国様の新大統領決まる

sarkozy.jpgかといってどういう影響があるのかは私は勉強不足でわかりません。
しかしカンボジアにとってフランスはいまでも重要な国のひとつではあるので、日本でもこれだけ注目されているのですから、カンボジアでもいろいろと喜んでいる人や嘆いている人がいることでしょう。

サルコジ氏の移民に対する政策などがひょっとしたら、カリフォルニアに次いで規模が大きいらしいパリのクメール人コミュニティにも何らかの影響を与える可能性はありますよね。

ちなみに、元祖と書きましたが19世紀にフランスの植民地になった以後は、日本、再度フランス、アメリカ、間接的に中国、ベトナム(ソ連)に次々と支配され続けているという悲しい国がカンボジアです。
それ以前もシャムとベトナムに食い物にされてきてましたし、今は韓国が時代遅れの侵略政策をとっています。
想像ですが、これだけいいようにされていると、完全な独立を目指すよりまたフランスの配下にでもなったほうが安泰だなんて考えているカンボジアの人も多そうですね。

篠原特命全権大使

カンボジアの大使がかわったみたい。
篠原さんて噂のみんなが待ち望んでた人だよねー。たしか小川っちから前大使にかわったときに「次の大使になって欲しい素晴らしい人がいるんだけどタイに行っちゃう」ってみんなで嘆いていた人だよね。
すげー昔からカンボジアに関わっているんだな。カンボジアのプロ中のプロってことか。クメール語もペラペラらしいし。

ちょっとググって経歴まとめてみた。

篠原 勝弘 氏
1944年生まれ(63歳)。東京都出身。
1967年 横浜市大文理中退。
1967年 外務省入省。カンボジア大使館勤務。
その後、在仏大使館、在象牙海岸大使館、在タイ大使館、南東アジア第一課、在米大使館など。1980年前後のタイでのカンボジア難民大量流出の際には、タイ大使館の難民担当。
1999年3月 外務省経済協力局民間援助支援室(NGO支援室)室長。
在カンボジア日本大使館 公使
2004年2月 在タイ・チェンマイ日本国総領事館 初代総領事。
2007年4月 在カンボジア日本大使館 特命全権大使。

NGO支援室長の後の詳しい経歴知ってる人いたら教えてください。

そろそろ定年でいらっしゃるようだけど、締めに思い入れのあるカンボジアでってことなのかな。
明るい日柬関係の未来を予感させるうれしいニュースでした。

フンセンがくるよ!

フン・セン首相が6月に訪日だって。6月13~16日。
愛知に来てたから2年ぶり?

安倍ちゃんとの首脳会談だけじゃなくて、天皇陛下にも謁見するって。そこまで歓迎してやんなくていいのにね。

それより明石康のとこにでもお礼しに行けばいいのに。おかげで独裁者になれたんだから。

せっかく来るんだから歓迎会やってあげようか。デモる?デモっちゃう?
オークパイフンセン!って。あ、これはタイ語だ。

坊主大暴れ

1525908a.jpg先週金曜日のニュース。
プノンペンで、ベトナム政府のクメール仏教弾圧に反対するデモを行っていた約40名の僧侶が、他の宗派の僧侶集団と衝突、少なくとも3人の僧侶がけがをする結果となった。

日本の夕方のニュースでもちょっとだけ報道された。
しかし、これだけの情報ではお茶の間じゃ、
「お坊さん同士が乱闘なんてやっぱりカンボジアって恐い後進国なのねー」
で終ってしまう。
このニュースを理解するにはまず予備知識として、カンボジアとベトナムとの複雑な関係を知っておく必要があるかも。

1.カンボジアは現在隣国ベトナムによって侵略統治されている
2.ベトナム南部は元々カンボジアの土地でいまでも多くのカンボジア人が住んでいる
3.その南部ではカンボジアの宗教に対しての差別と弾圧がひどい

このような背景で本国カンボジアでは、ベトナム南部で苦しんでいる仲間のカンボジア人僧侶を救うために、しばしば僧侶による訴えがあがり、デモ行進が行われたりするわけ。
そしてそれはベトナム南部のカンボジア人居住区の独立運動へとも繋がっていたりする。

普通であれば、国というのは同じ民族の独立運動を支援してもおかしくはないのだろうが、現在のカンボジア政府というのはそう、ベトナムの傀儡。同胞の支援よりも宗主国様のご機嫌取りのほうが大事なわけだ。
反ベトナムの仏教界と親ベトナムのフンセン政府、この対立。

じゃあ、それがなんで仏教宗派の対立になるのかというのが今回の騒ぎの肝。
例えば、お坊さんたちのデモ行進があったとして、それをやめさせたい政府はなにができる?
今回も100人を超える警察が集まって警備はしていたが、さすがに仏教国で僧侶に対して警察や軍隊が武力を行使することはできないよね。警察が僧侶に殴りかかってるような場面が報道されたら、いくらなんでもあっというまに政府はなくなるだろう。

でもね、坊主同士の乱闘なら仕方ないわけだ。
お坊さんとお坊さんがケンカ。それを止めるために警察。

なるほどね。
こっからはあくまで想像。
頭剃ってオレンジの袈裟着てたらみんな坊主に見えるよね。

人権党

kemsokha150a.jpgカンボジアの著名な活動家であって、カンボジア人権センター(Cambodia Center for Human Rights:CCHR)代表のケム・ソカー氏 Kem Sokha が新しい政党を立ち上げる、と発表しました。
知名度があるのでサム・レンシーのように個人の名前を政党名にするのではという噂もありましたが、人権党 Human Rights Party と決まったようです。

ケム・ソカー氏は、カンボジアで最も有名な民主主義活動家の一人で、メディアでも活発に発言するなど、その動向が注目されている人物です。
2006年には、フン・セン首相に批判的だとして名誉毀損で逮捕、拘留されたことがあり、その内容は氏がイベントで展示したバナーに書かれた一般の人々による手書きのコメントの中に、政府とフン・セン首相を批判するものがあったというものでした。

これまでのカンボジア人権センターの活動だけでは成し得なかった、カンボジアに本当の民主主義をもたらしたい、と述べ、官僚の財産をチェックする機関の実現や司法制度の改革などを公約に掲げています。
もうひとつ、現在の完全比例代表制を個人選挙に変えるための選挙法の改正についてもうたっているようですが、そもそも現行の選挙方法ではそんなことができるようになるところまで勝つことはむずかしいでしょう。

今回の新政党立ち上げに際し、カンボジア人権センターの代表からは退くことも表明しています。

Human Rights はいいのですが、日本語で「人権」というとちょっと余計な意味を含んできてしまうので、もう少しいい訳が必要かもしれませんね。

若者が選挙に行かない理由

election.jpg指が汚れるのが嫌なんだってよ。
ちょっと笑ったが、確かに問題だ。

今回の選挙の投票率がだいたい70%くらいに終ったみたいで、
1997年のカンボジア最初の選挙の86%から確実に下がってきているらしい。

投票したら指に数日消えない黒インクをつけて目印にするというのは、
カンボジア以外でも選挙のためのインフラの整っていないところで、
低コストで確実に選挙を行うためにとられている手法だが、
これから多くのカンボジアの若者が政治に参加していくようにするためには、
早急な対策が必要なんじゃないだろうか。

もっとも、フン・センにしてみれば、若者は選挙に参加して
もらわないほうが好都合だろうから、変える気なんてないのだろうけど。

開票速報

最終結果は24日みたいだけど、いまのところ判明した数。
評議会の数は全国で1621なので、そのうちの487ってことは3分の1にもならないくらいかな。
でもこのパーセントが大きく変わることはないでしょう。

政党 議長 評議員 得票数 得票% 議長% 議員%
人民党 468 2,291 866,950 59.75% 96.10% 67.98%
サムレンシー 18 867 380,646 26.24% 3.70% 25.73%
フンシンペック 1 80 85,585 5.90% 0.21% 2.37%
ラナリット党 0 132 117,673 8.11% 0% 3.92%
合計 487 3,370 1,450,895

びっくりするほど予測どおりでつまらん。
ただサムレンシーの大躍進はちょっと期待以上、改選前で議長席数が16なのに、3分の1の時点で18というのは。
あと期待することといえばラナリット党がどこまで伸びるかだなー。フンシンペックから追い出されて急遽立ち上げた政党なのに、得票数ではフンシンペックを上回ってる。ラナリット人気もそれなりにあるんだね。

上の表の見方だが、カンボジアの地方選は比例代表制のみで、1621に分かれた自治体毎に得票数の一番多い政党から議長が選出され、議員は自治体の規模によって5名~11名選ばれる。

ちなみに過去に比べて平和裏におわったとされる今回の選挙。ニュースによると死者は8人だそうで。平和、なのかなー。

投票箱を開けるまでもなく

昨日1日に行われた地方コミューン評議会統一選挙の投票ですが、最終結果は今月の24日にでるそうです。
前回にひきつづきカンボジア人民党の圧勝でおわることでしょう。

世論が趨勢がなどという間もなく、カンボジアの占拠いや選挙というのはそうなっているものなので。

ちなみに途中結果、というかおそらく予測の参考値。評議会の数は全国で1621なので、3分の1にも満たない部分だけど。

政党 評議会
議長
評議員 得票数 得票% 議長% 議員%
サムレンシー党 18 867 380,646 26.24 3.7 25.73
カンボジア人民党 468 2,291 866,950 59.75 96.1 67.98
フンシンペック 1 80 85,585 5.9 0.21 2.37
ラナリット党 0 132 117,673 8.11 0 3.92
合計 487 3,370 1,450,895      

今回の選挙をあらわす面白いイラストがあったので転載。

sacrava_no_630.jpg
Sacrava Toon http://sacrava.blogspot.com/ より

 

選挙中は携帯のショートメール禁止

capt_sge_kqf51_300307160642_photo00_photo_default-512x340.jpgカンボジア地方コミューン統一選挙の投票日である4月1日とその前日に、携帯のSMS受送信を全て停止する、と選挙管理委員会が金曜日に発表した。

Cambodia bans SMS messaging ahead of Sunday’s elections

すでにその土曜日をすぎて投票当日の日曜日になっているのだが、現地ではどうなっているのだろう。
政党からの宣伝メッセージ配信を防ぐものだとされているが、実際にはいろんな理由があるのだろう。選挙管理委員会といっても中立とはいいがたいわけだし。

今回の地方選挙は、来年の総選挙の予行練習みたいなもので、カンボジアの将来を直接どうこうするもではないのだが、おそらく、カンボジア人民党の独裁体制をより一層強化させるような結果になると思われる。

結果はいつでるんだっけ?

鴨志田穣さん

そっか、鴨志田さん死んじゃったか。
よくないって話は知ってたけど。
カンボジアのこと色々勉強させてもらったなー。今夜はアジアパー伝でも読み返そうっと。
自分は人に何を残せるかなー。

引き続きささやかなロビー活動を続けようか。
選挙が終るまで。

といっても、どんなにがんばったところでフンセンCPPが引き続きカンボジアを支配し続けるのは間違いないんだけどね。

唯一の対抗ラナリットは見事なまでに策略でつぶされちゃってるし。フンシンペックは綺麗にCPPが飲み込んだし。
サムレンシー?がんばって欲しいけど、おっさんちょっと頼りなさすぎ。
そういやロン・ノルの息子を担いでどっかの勢力がカンボジアに乗り出そうとしてたみたいだけど、目的がわからん。うそ、知ってる。

というわけでフンセン王国は今後も安泰、と。
タイみたいなことが出来れば多少は変わるんだろうけど、まあ無理だな。

そもそもシアヌークって今何を考えてるんだろうなー。それだけがまったく見えない。

選挙戦はじまる

4月1日の統一地方コミューン選挙まで2週間を切って、各地で選挙活動がはじまった。

らしい。
日本にいるとカンボジアの地方選なんて全く情報が入ってこないのが悲しい。
はじめてカンボジアに行った時がちょうど前回の国民議会選挙の時だったよなー、サムレンシーのパレードとか遭遇したよなー、懐かしい。

んじゃ、ささやかながらロビー活動しようかな。

Googleグループで面白い投稿が流れてたので、転載。
フン・セン首相ファミリーについて。

息子フン・マニット(25) 嫁が警察長HokLundyの娘
息子フン・マニー(24) 嫁が地方開発大臣YimChayLiの娘
娘フン・マリ(23) 夫がフン・センの片腕で閣議担当大臣のSokAnの息子
娘フン・マナ 夫が王立軍中将MoeungSamphanの息子

兄フン・ネン コンポンチャム州知事、元スヴァイリエン州知事
ネン娘(姪)フン・チャンタ 夫が警察長HokLundyの息子
ネン娘(姪)フン・キムレン 夫が副警察長NethSavoeun
ネン息子(甥)フン・セアン 嫁が副警察長SokPhalの娘

露骨にえげつない。
他にもチア・シムとかヘン・サムリンとか複雑に繋がっていくんだけど、割愛。

ジャヤヴァルマン7世はチャム人

日本にいるので直接は知らなかったのだが、先月から若干カンボジアで騒動になっているらしい話。

(上の画像は Sacrava Cartoon より)

カンボジアの有名な研究者としてケン・ヴァンサク博士という人がいて、歴史研究やクメール文学研究・クメール文字改革などでカンボジア人としてはかなりの権威を持っている博士なのだが、
(クメール語タイプライター配列を創った人として、外国人でも私らカンボジア好きなIT関係者で知らない人はいないくらいの人物)

375983986_4その博士が「ジャヤヴァルマン7世はチャム人だった」という衝撃的な研究成果を発表したようで、新聞で大きく批判され、ラジオのインタビューなどでも解説して、広く人々に知られることになっているらしい。

ジャヤヴァルマン7世といえば、アンコールトムやその他の有名遺跡を造ったことでも知られ、スールヤヴァルマン2世とともにカンボジアで最も偉大な歴史上の人物とされている王である。
ジャヤヴァルマン7世の前の時代にチャム人によって侵略された、ということはいままでも言われてきたことだが、ジャヤヴァルマン7世がそのチャム人からアンコールを奪還したわけではなく、王そのものがチャムだったということらしい。
たしかに、ジャヤヴァルマン7世といえば、石澤氏も指摘しているように、それまでヒンドゥー教だったクメールの地に仏教寺院を次々と建て宗教改革をし、また王の死後はヒンドゥー教の世に戻されるといった、特徴的な謎な動きは残しているのだが。

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マハゴサナンダ師、死去

mahaghosananda.jpgカンボジア仏僧最高位の Maha Ghosananda 師が3月12日になくなりました。

師は、非暴力による平和の実現を訴え、1990年代に3度ノーベル平和賞候補として名前が挙がったこともあり、“カンボジアのガンジー”として世界に知られていました。
ポル・ポト派による虐殺と長年にわたる内戦により荒廃したカンボジアで、国民の心の復興に献身的に取り組むとともに、欧米など世界の宗教関係者との交流も深めました。

詳しくは、 http://wiki.camboja.jp/?MahaGhosananda