プノンペンに、1ドルで日本のラーメンが食べられるところがある、
という噂を聞いたので行って食べてきた。
場所は、王宮の裏手のペンシルとかのちょっと南のあたり。
キャピトルからなら充分徒歩圏内。
数種類あるメニューのうち、1ドルなのは謎の味のラーメンひとつ。
あとは、しょうゆ2ドル、つけ麺2.5ドル、とか。そしてライス無料。
とりあえず看板メニューであろう1ドルのラーメンを。
ほんとにラーメンだった。クイティウとかバミーとかじゃないよ。
ちゃんと、ラーメンの香りのする、こしのある麺。
チャーシューもメンマも本物がのってる。
スープは謎だけど、普通に日本のラーメンのスープの味。
聞いてみたら、麺は、自前で原材料を仕入れて、
現地の麺屋にオリジナルの麺を作ってもらってるらしい。
店を回してるスタッフは、日本人と、日本語が上手な若いカンボジア人。
お昼ちょっとすぎに行ったけど、結構客が入ってた。
味はなかなかの高ポイント。まともにおいしかった。かなり満足。
下手な食堂だとクイティウ5000リエルとかが普通な昨今、
これで4000リエルはかなりいけてる。
グルメリポートここまで。
実は、この食堂、「学生食堂」という名前がついてる。
同じ敷地に日本語スクールらしきものがあって、
そこの学生のための学生食堂、兼ビジネス実習の場、ということらしい。
それを一般にも開放してると。
よくみると、客らしきほとんどは、学生っぽい。
店内の張り紙を見ると、学生は3000リエルでラーメンが食えるとか。
へーこんな日本語学校あったのかー、と思いつつも、
なんかひっかかる点がいくつか。
どうも、単純な日本語学校ではなく、ビジネス実践スクールとかいうらしい。
働いている学生のあいさつの声がやたらでかすぎ、はきはきしすぎ。
いや、商売であいさつがしっかりしてるのはいいことだけど、
大げさすぎる挨拶というのは、なんかくさい。
学生も、サポートしてた日本人スタッフも、ほぼ全員、学校のTシャツを着てるのだが、
書いてあるキャッチコピーが、夢をうんぬんとか、やたらくさい。
これ、あれだな、あれ。
自己啓発セミナーだろ。
自己啓発セミナーっていうと、まだ世間ではピンと来ない人も多いかもしれないが、
要は、宗教色の薄いカルト新興宗教だ。
調べてみればドンピシャ。結構有名な、やっぱりアレだった。
名前が一致しなかっただけで、知ってるわ、これ。
話題にもなったし、ネットでも被害報告がたくさん出てくる。
カンボジアにもこういうの来てるのねー。
カンボジア人集めて何をしたいのかなー。
まあ、ラーメンは美味しかったから、お布施しにまたいくけど。
微妙な内容なので、店の名前や、組織の名称は伏せとく。
わかってもコメントにダイレクトに書かないでね。