内務省職員が仲間に加わった!

カンボジアでの結婚手続きの内務省攻略。

外務省で疲れ果ててた所に、内務省での煩雑な手続きを聞いて、もうげんなり。
はじめは、1週間もあれば全部終わるだろうと踏んで2人でプノンペンにきたけど、
もうすでに2週間以上経過。
できれば早いとこ彼女は実家に戻って、衣装合わせとか、
いろいろ式の準備をしなければならないので、
これ以上いつまでもプノンペンに留まっているわけにもいかない。

そんな折、外務省へ書類受け取りに行った帰り足で、
内務省で働いている、というおっさんに声をかけられる。
「どうだ、50ドルで手伝ってやるぞ」と。

ラッキーだ!神様が出会わせてくれたんだ!と舞い上がる彼女を、
いやいや、これフィリピン人の妹が日本にいてトランプやるのと一緒だから、
と諭すも、ほんとに50ドルですんなりいくのなら、もう頼むしかないかなー、
と疲れきった頭がいけない思考に。
こういうパターンで旅行者はだまされる。

とりあえず、連絡先を聞いておいたおっさんをカフェに呼び出して、
ほんとのところどうなのか聞いてみる。

おっさんは公務員だから、月給50ドルなんだと。
少しでも小遣いを稼がないと家族を養えないんだと。
内務省での結婚手続きは詳しく知ってるから、任せてくれたら、
おそらく一日ですべて終わらせてやる、と。

話してみたところ、どうもおっさんは、純粋に金を稼ぎたいだけらしい。
いろいろ質問してもちゃんと返って来るし、
前に内務省偵察した時の内容と完全に一致するし、
これ頼んでみてもいいかもね、という結論に。

これで騙されたとしても身包みはがされるわけじゃないし、
50ドルくらい賭けてみてもいいかな、と。
少なくとも何かしら状況は進むだろうし、
おっさんは後払いでいいと言ってるし。

さあ、 ぼろいドリームIIに乗った内務省職員というおっさんを味方にして、
吉と出るか凶と出るか。

ちなみに、フィリピン人にトランプ誘われたら、100%詐欺だから。

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