トルクメニスタンの独裁者、ニヤゾフ大統領が21日死去しました。
北の将軍様の上を行く現世界最強最悪の独裁者といわれていましたが、なんかあっけない最後でした。心臓病を患っていたようですが、詳細な死因はまだわかりません。
さて、カンボジアのことを書いてるこのブログで何故トルクメニスタンの話なのかというと、近い将来カンボジアがトルクメニスタン化する可能性が大いに考えられるからです。
ニヤゾフがそのおかしな独裁政治を維持できたのには、トルクメニスタンの豊富な石油や天然ガスの資源の力というのが大きく関係しています。
そう、以前にこのブログでも書いたように、日本じゃあまり報道されてませんが、カンボジアは今石油フィーバー中です。
タイ湾のカンボジア領海で石油が発見されていて、調査してみたら期待以上の石油が採掘できることがわかって、数年後には今のカンボジアのGDPと同じくらいの石油が毎年生産できるんじゃないかといわれています。いまは最貧国とされるカンボジアが一気にリッチになるチャンスです。
ただし、リッチになるのはカンボジア国民ではありません。石油の利益をダイレクトに享受できるのはカンボジア政府です。
豊富な資金でインフラ整備などが進んで、国民の生活ランクはいまより上がるかもしれませんが、丸々と太った政府がどういう方向に進んでいくのか、トルクメニスタンを見るまでもなく想像に難しくありませんね。
トルクメニスタンがこれからどう着陸してくのか、カンボジアの明るい未来のためにもじっくり見届ける必要があります。