カチョン墓地

ラタナキリのベンサイで2時間待ってやってきた船頭さんは、人のよさそうな若いお兄さん。
バンルンから私と一緒に来たガイド兼バイタクドライバーも一緒に乗って川を進むこと40分、ちょっとした砂浜に接岸しました。
浜を渡って階段のように切込みが付けられた崖をのぼると集落が出現しました。カチョン村というところらしいです。

この村にドライバーの彼がいうところの「チョンチアットセメタリー」があるそうです。ロンプラなどでも Chunchiet Cemeteries と紹介されていて、それだけだとチョンチアットという名前の墓地かと思いますが、きちんとクメール語を訳すと「民族墓地」とかそういう感じですかね。

この村は少数民族であるタンプオン族の村のようですが、他の村とちょっと違って、森を切り開いて村を作ったという感じではなく、森の中にそのまま家が建てられています。
その家々も子供たちの格好もどこか小奇麗で、山奥の少数民族の村という感じはしません。

村を歩いていると、一人の老人に声をかけられました。流暢な英語で「どっからきたんだ」「墓を見に来たのか」といろいろ聞いてきます。
そして「墓を修理するのに1ドルもらえないか」と。
別に驚きもせずに渡します。あらかじめドライバーの彼から見学料1ドル必要だと言われてましたから。

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その墓地は村のはずれの森の中に広がっていました。かすかな道らしきものがある藪の中を歩いていくと唐突に不思議な風景が広がります。
ひざ上ほどの高さの柵の中に東屋のようなものが建てられ、守り神のような像が正面に2体ずつ立っています。
そんなお墓が森の中に無数にひろがっています。お墓の形や色は様々で、守り神もいろんなスタイルがあります。

これは、なんでしょうね。どう見てもカンボジアではありません。少数民族の文化だとしてもあまりに奇抜です。
ドライバーにどのくらいの歴史があるのか聞いてみましたが、うまく通じなかったのか「10年くらい」という答えがかえってきました。木造なので10年くらいで新しくするという意味なのか、そもそも古い伝統ではないのか、わかりません。
しかも、タンプオン族に共通する文化ではなく、この形式の墓地はこの村にしか無いということです。
いったいなんなんでしょう。

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帰り際、横柄な態度の村の若者に呼び止められ、あまり丁寧ではないクメール語で「金は払ったのか」と確認されました。ドライバーが怒ってたのでよっぽど変な態度だったのでしょう。

ここは地球の歩き方にも載っているのですが、あまり日本人にはなじみの観光スポットではありませんよね。
ただラタナキリを訪れる欧米旅行者にはそれなりにメジャーなスポットらしく、毎日何人もの旅行者がここを訪れているようです。

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