せっかくモンドルキリで撮りためた画像を扱うのに及び腰なのは、モンドルキリで子供たちの顔や少数民族の人たちを撮りすぎた、ってのもあってね。
いっぱい撮ったんだよね、人の顔メインで。
でもそれってネットで晒していいもんなのかな?
幸い、私は極々基本的なクメール語をいくつか教えてもらってるのでカメラを構える前には、目の前にいる子供でも猫でもいつも「写真撮っていい?」と一声掛けるようして、ばーんばーん返事をもらってから(猫以外)撮るようにしてるんだけど、それだって相手はあくまで一観光客の思い出の一枚に残ることを承諾してるにすぎないので、果たしてそれをインターネットで全世界にぶちまけていいのかと。
しかも、写真を加工してアップしてる段階で、友人知人が写ってる部分はせっせとトリミングしたりして隠してんのにさ。
日本人の知人の肖像権は考慮するのに、カンボジアの子供のプライバシーを無視するのはなんという人種差別。
たまたまこの時、少数民族の村で日向ぼっこしてたお婆ちゃんにカメラ持って写真撮っていい?ってきいたら大声で人呼ばれたりしてへこんだのもあって。同行してたクメール人のドライバーからは「きかずに先に撮っちゃえばいいいのに」って言われたけど。
ちょっとこのへんのことは勉強しなおさないといけない。ジャーナリズム論とか含めて。
次からはやっぱりちゃんとカメラを出す前に、自分の身分を明らかにして、インターネットの素材として使いますよってことを説明しないといけないのかな。猫にも。
そういえばプロカメラマンって、やたらダサいジャケット着てかっこ悪いカメラケース下げてるけど、制服の記号化的な意味も持ってんだろうね。一眼レフ+でかいレンズってのも写真性能以外に見た目の名刺みたいな理由もあるんだろう。
コンデジじゃただの観光客だけど、あっちの出で立ちでシャッターきったら有無を言わさず掲載許可得たようなもんだ。
えーと結局は、α100が欲しい、という話でした。