結婚面接

ここ数日、RSSリーダーとかtwitter検索に引っかかるのはこればっか。

カンボジア政府、韓国人男性との国際結婚を禁止

https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-14442320100322

なるほどなるほど、あれを書けってことか。

もう2ヶ月近く前になるか。
カンボジアでの結婚手続きの最後の難関として、警察インタビューがあった。
もう、こういうニュースにもなってるしはっきり書こう、韓国への人身売買を防ぐためだ。

その日、面接会場の内務省人身売買対策部には、
カンボジア女性ばかり6~7人集まっていた。
外国人も面接するって聞いていたのに、ここにいる外国人は私一人。
不思議に思いつつ面接が始まる。

てっきり、私と彼女は別々に面接して、内容が一致するか調べるもんだと思っていたが、
警察の制服の面接官の前に二人一緒に並んで会話スタート。
しかも、同じ部屋で他のカンボジアの女の子も一緒に面接していて内容丸聞こえ。

私たちの面接は、もう面接とはいえない世間話。「君らは何の問題もないよ」と。
業者も通さず、外国人の相手が同席してる時点で、もうパスしたも同然のようだ。
一応、いくつか質問があって、日本の警察と同様の一人称独白体の供述調書が作られた。
あっという間にインタビュー終了。

しかし、周りにいた他のカンボジア女性たちは違っていた。
隣の机にいたのは、18歳くらいのあどけない田舎のカンボジアの女の子。
どうやら韓国人と結婚するためにここに来たらしいが。

「どうして会ったこともない人と結婚を決めたわけ?」「…お互い気に入って」
「その相手はカンボジアに来たことあんの?」「…いいえ」
「じゃあ、どうやって結婚の話まで進んだの」「…電話とかメールとかで」
「へーその韓国人はクメール語しゃべれるんだ」「いいえ」
「あんたは韓国語しゃべれんの?」「…いいえ」
「英語はどれくらい?」「…あまり」
「じゃあ何語で話してたわけ!?」「……クメール語」
「おいおい冗談もいい加減にしてくれ、本当のことを言うまで調書は書かないからな」

ほんとにこんな感じで面接は進んでた。いや、進んでいなかった。

別のテーブルからは、
一日だけカンボジアに来た韓国人と会ったその日に結婚を決めたとか、
親戚が決めた結婚だから私は何もいえないとか、
そんな話ばかり聞こえてきた。

カンボジアの警察といえどさすがはプロ。小娘のでまかせなんか通用しない。
半分くらいの女の子が、まともに面接を続けてもらえない状態。
業者ももうちょっと女の子に入れ知恵すればいいのに、とか思ったりも。

はじめは、こんなインタビューやったところで意味があんの?と思っていたが、
意外ときちんと機能しているのかもしれない。

ただ、ここでインタビュー調書が作られなかった場合、この後どうなるのかは知らない。
事実、このシステムが出来た後でも、業者を通しての韓国人とカンボジア女性の結婚は、
かなり多くの数が成立している。

面接室を出ようとしたときに、入れ替わりに新しく面接に入ってきた女の子が、
ドル紙幣をバッグから取り出すところも見てしまった。

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