健康診断書をカンボジア政府に提出しなければならない

健康診断書をカンボジア政府に提出しなければならないという。
なんのために必要なのかは、今日の日記の話題からはずれるので気にしない。
あ、知人の話。

しかも単なる診断書ではだめで、それなりのはんこの付いた、
証明書でなければならないという。
この人はB型肝炎とかHIVとか持ってませんよ、っていう証明。

まずそのへんの病院へ問い合わせ。
血液検査など必要な項目はチェックできるが、公的な証明書を作成することは
できないと。
まあ、普通そうだな。

次に、SOSインターナショナル。受付に日本の方もいるので質問しやすい。
結果、証明書として使えるものが作れるという。
しかし、検査内容は、オーバースペックで多岐にわたる。わたりすぎ。
いくつかの血液検査とレントゲンくらいで十分なのに、もう人間ドック並みに見てくれる。
チェックシートも項目びっしり。
それでお値段$185。
いやー、そんなんじゃなくていいんだけど。

その後、いくつか保健所みたいなとことか、赤十字とかまわって、たらいまわしに
たどりついたのがプノンペン市健康省。
政府機関だ、ここでできるなら書類もきちんとしてるはず。

あっさり、偉そうなおばさまと面接させてもらえる。
おばさまはクメール語オンリーだけど、がんばって説明。

おばさま「うん大丈夫、ここに名前と国籍と住所とか書いて」
あ、もうそんな話。いやいや、料金とか、必要な日数とかを聞きにきただけなんですけど。
おばさま「$15、明日できるからとりにきて」
は?血液検査とかすぐここでできるんですか?
おばさま「いやそれ必要ない」
ええ?どういう意味?
おばさま「チェックしなくていいから、全部陰性ノーマル問題なしで作ってあげる。$15」

ちゃんとした本物のはんこのついた完全公式文書だという。

いやいや、鳥肌たったわ。
カンボジアがこんな国なのは知ってたけど、あらためて出会うと恐ろしい。