チャンワットカメーン

ふと、国会議事堂近くを歩いてたら、まーそんなところはふと歩いたりはあまりしないけど、
軍楽隊が奏でる音が聞こえてきた。
パテーンタイールアーラヌーアチャーチャタイー♪
自然と口ずさめる妙に聞き覚えのあるこの曲は、そう

เพลงชาติไทย
タイ国歌

どうしてカンボジアの国会議事堂でタイ国歌が。

独立記念塔近くも、タイ国旗だらけ。
ま、まさか、タイに吸収合併されてしまったのか。

結局誰が来てるのかはわからんまま。ネットでも見つからんかった。

独立記念塔でもちょっとした式典やってたし、
けたたましいパトカーのサイレンと共に通った車列はなかなかだったし、
そこそこ大物が来ていたっぽい。

でも情報が出てこない。
プレアヴィヒアの裏取引か。

カンボジア北朝鮮化計画

書くの忘れてた、ちょっと前のこと。

11月の1日に、モニュメントブックで立ち読みした後、なんとなく独立記念塔のほうに歩いていったら、プノンペンの街が北朝鮮にのっとられてた。

いつものカンボジアの旗が、みんな北朝鮮国旗に。

記念塔周辺とノロドムの一定区間は完全封鎖されて厳戒態勢。銃を持った兵士もぞろぞろと。そのうちにものものしく車列が登場。
これはものすごいVIPがきてるに違いない。

もしかしてジョンイル!?
こんなところでジョンイルに会えちゃう!?

と喜び勇んではみたものの、よく考えたら将軍様は飛行機に乗らないんだから、こんな国までくるはずもなく。

正解は、ちょっと惜しい、キム・ヨンイル首相でした。
誰だそれ。

独立記念日

11月9日はカンボジアの独立記念日で祝日です。
19世紀からフランスの植民地として、ラオスやベトナムと一緒に仏領インドシナを構成していたカンボジアですが、ノロドム・シアヌーク王の長い戦いにより、1953年11月9日にフランスから独立しました。

aekriacy.jpgプノンペンにある独立記念塔(写真)は、この独立を記念して1958年に建てられたもので、毎年独立記念日にはこの塔で式典が執り行われます。
 
もともとアンコールワットの時代からカンボジア王国は存在していましたが、隣のシャム(タイ)やベトナムの攻撃を受け19世紀初頭には両国の二重属国状態に置かれます。
この状態から逃れるため、当時の王はフランスへと救いを求めて自らフランスの支配下に入るのですが、第二次世界大戦後のアジア各国の独立運動を受けカンボジアでも民族運動が盛んになり、1949年に限定的独立を勝ち取り、合法的なクーデターなどを経て1953年の完全な独立となります。

実はその数年前、第二次世界大戦中の1945年3月12日にも日本の占領下で一度独立を宣言しているのですが、日本の敗戦により翌年再びフランス保護下に戻り、独立は消滅してしまっています。その3月12日という独立日は、カンボジアの歴史的にはほとんど相手にされておらず、カンボジア人に聞いても誰も知りません。もっとも当の日本人でもあまり知らない話ですが。

その後、長い内戦状態を経て、現在のカンボジア王国は1993年9月24日に真の独立を果たすのですが、その日は憲法記念日・国王再即位記念日として別の祝日になっています。