行列のできる小学校まとめ

その他とりあえず書いておきたいことをずらずらと。

意外とみんな忘れがちだけど、ここは学校を新しく作ったんじゃなくて、
もともとあった小学校の校舎を綺麗に建て直しただけ。
環境が格段と良くなったのは確かだけど、元々子供たちは勉強はしてたわけ。
今回一緒に行った人たちでも、そこを勘違いしてる人が多かった。
あ、もちろん建て替えは大事よ。
何も無い所に校舎だけ建てて、建てっぱなしのエセ連中より、
アフターフォローの面でも建て替え方式のほうがテレビの企画には向いてる。
SVAもその辺を考えてこういう場所をアテンドしたんじゃないかと思う。
でも、その辺の説明がテレビでは足りないっつーか、
ちゃんと言ってはいるんだけど、わざと隠してるような演出もあるようなないような。

現場の状況について。

校舎の脇のトイレ前には、売店がしっかりとできていて、
おばちゃん2人常駐で駄菓子を売ってた。カンボジアでは普通の風景。
昔からなのか、新校舎ができてからなのかは知らない。
トイレ使うのに500リエル置いてけ、とかは言われなかったけど、この先どうだろな。

古い校舎では、校長先生方が朝に炊き出しをやってるらしい。
子供たちへ朝食を振舞っているらしい。無料らしい。
らしいらしいって実際に見てないからわからん。校長が自分で言ってた。
このアイデアってどこから出たのか気になる。

図書室に募金箱が置いてある。
ちょうど絵のタイルが貼ってある下に。
テレビ側で置いたのか、SVAなのか、校長なのか、部外者なのか、それは知らん。
少なくとも我々には募金の依頼はなかった。
ほんとはもうちょっと詳しい話を聞いたけど、それはわざとここでは書かない。

観光地によくある訪問者ノートが置いてある。
“○月△日 こどもたちに会えてよかったです 東京都 きょうこ” みたいの。
ある、というか校長の強い依頼で、私が作った。
日本の関係者にとっては不本意かもしれんが、ざまあみろ、って感じ。
もうすでにここは観光地なんだよ。

今回、アポなし訪問だったのが気になったので、
ドライバーさんと校長先生で携帯番号の交換をしてもらった。
訪問することの是非以前に、やっぱりいきなり日本人がぞろぞろ行くのはまずい。
次からは、事前に連絡してくれるだろう。
といっても、このドライバーさんを見つけないとダメだけど。

取材や打ち合わせ以外で、旅行者が授業を見学に来たのは、
我々で3組目だと言っていた。(2009年1月上旬現在)

学校にたどり着くまでの経緯。

とあるゲストハウスで尋ねたら、あっさりと全てが解決した。
どこのゲストハウスなのかは秘密にしとく。

シェムリアップに来て、そのへんのバイタクやガイドに聞いたって、
おそらく誰も知らない。そんなテレビの企画すら知らないと思う。

じゃあ、なんでこのドライバーは場所を知っていたかというと、
以前にやはり日本人が訪問しようとして、その日本人が自分で調べたらしい。
その時にドライバーとして誘導されてきた、と。
なので、このゲストハウスで頼むと簡単に行ける。専属のドライバーだから。
どこのゲストハウスなのかは秘密にしとく。

モムさんは、あ言っちゃった、
この儲かりそうな話を、ゲストハウス名物ツアーにしようとやる気まんまんで、
もしかしたらもうゲストハウスに張り紙でもしてあるかもしれない。
あーあ、しーらないっと。さすがの私もそれには協力しないけどね。

まとめ、私の意見。

とにかく、学校がちゃんと建っててよかったと思う。
建てる建てるっつって金集めて、結局建たない、建っても学校として機能してない、
って事例はくさるほどあるから。
昔の校舎よりも断然環境はいいだろうし、学べる子供の数も増えてるだろうし。
でもまーどうせここにはSVAが建てるつもりだったんだろうから、
テレビとかオークションとかは関係ないけど。

自分は行っておいてなんだけど、
あんまり日本人がわーわー行ってひっかき回さないでは欲しいなー。

それでも、せっかくこういう形になったのだから、いい部分は活用されるべきだ。
たまに日本人の旅行者が行って触れ合うのはいい刺激になるはず。
普通の田舎の子供たちなんて、外国人と触れ合う機会もないからね、
そういう面では企画によって恵まれた、とも思う。
ただし、いい方向に動けば。
数ヶ月に1組くらい、きちんと事前の調整をして訪問されるくらいがちょうどいいかもしれないなー。
ほんとは訪問希望者をSVAがコントロールできてればいいんだけど。

間違っても、文房具とかお菓子とか配るようなバカなことをする
日本人が現れないことを切に願う。
折り紙を図書室にそっと補給するくらいがいいかもね。

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