カンボジアの平均月収

こないだ書いた福祉なんちゃらって番組みた?
火曜日がひどかった。NHKでこんなの放送しちゃっていいの、ってくらいひどかった。
いろいろひどすぎるから、その中からひとつにしぼろう。

月給が25ドルなんだってよ。
しかもそれで家族5人の生活を賄えるんだってよ。

しぶといねーこの「平均月収が2~3千円」ってカンボジア伝説。

公務員が30ドルくらいってのが信憑性を増すのに一役かっているのだろうが、
それだけで生活してる人なんていないぞ。みんな副収入は得てるし。
給与所得で生活している家庭なら、世帯あわせて200ドルくらいは必要だろ。

たしかに、地方の農家だったら、現金収入はほとんどないから、
25ドルでももらえれば、家にとってはありがたいし、弟を学校にいかせる足しにはなるだろう。

一日1ドル以下で生活している貧困層がたくさんいるのも確かだ。

でもね、25ドルの給料だけで家族5人を養うのは無理だー。
さもそれがカンボジアの標準だみたいな話にすんなー。
農業で生活基盤はあることを無視すんなー。
なんでそういう嘘ついて、カンボジアをかわいそうな国のままでいさせるんだ。

月曜日のクッキーは、社会福祉とか下らない事さえ言い出さなければ、
成功してる商売人として、すばらしいと思う。うらやましい。
ボッタクリクッキーだとしても、買う人が欲しければ、それはまっとうな商売だから。
カンボジアにはなかったビジネス体系みたいなこといわれてたけど、
別にカンボジアだって普通にあるから、普通の会社がたくさん。

落ち着く

久しぶりのプノンペン。

街はすっかり選挙モード。選挙カーもぐるぐる回ってるし、あちこちでパレードしてるよー。
でもまー、今回の選挙は何にもないだろうな。
前回とは政党の様子ががらっとかわってるけど、やっぱり人民党圧勝は不可避。
投票日は27日、それまで居たかったなーあーもったいない。

それにしても5年かー。はじめてカンボジアに来たのが、前回の選挙の時だった。
懐かしいなー。
興奮してたなー。
もう5年て。

KFCに行ってきた。やっぱり。
相変わらず1ピースがどでかい。いつまでこの大盤振る舞いはつづくんだろうか。
そういえばKFC2号店を発見したんだった、前回。
インターコンチのさらに南、ソヴァンナショッピングセンターの前。もうオープンしてるかな。

ここカンボジアでもまだまだ続くガソリン高騰、レギュラー5700リエル。大変だなー。
日本でもさんざん騒いでるようだけど、日本で200円だーなんてたいしたことないだろ。
カンボジアでの一般物価から見たガソリンの高さは異常。
6000リエルもあれば、飲み屋でぎんぎんに冷えたビールが3杯も飲める。

バイタクに乗って、いままでの相場で値下げ交渉すると、
「サンタライ!(ガソリンが高いんだよ)」がここ最近の決まり文句だったが、こないだ
「ボッチュナウト!(選挙だから)」とか言われた。
なんだそりゃ。

写真3枚目、昨日見かけた、でかい人形。
なーんか見たことあるなーこれ。
道路でよく踊ってたような。お寺の寄付のお願いとかしてて。
なんだっけ、これ。

もういくつ寝ると

今日は正月前日。
街は大騒ぎです。

田舎に戻る人、田舎から出てきて他の街に行く人、
キャピトルのレストランで見てると、到着するバスがはんぱない。
普段の数倍の人の流れが。

で、バイタクも正月価格。
キャピトルからセントラルマーケットなんて、普段は1000リエルで十分なのに、
なんと10,000リエルとか。しかもカンボジア人同士で。
田舎から出てきた客も、殿様商売のドライバーに怒る怒る。

さすがにその1万リエルは、近くで聞いてて「ありえねー」って笑ってたら、
バイタク同士で、「おまえいくらなんでもやりすぎだよ、日本人にも笑われてるじゃねーか」
って言ってた。

キャピトルバスの料金はあれからかわらず普段の1.5倍程度の良心価格。
しかし、他の某バス会社は、なんとプノンペン-シェムリアップ間が、55,000リエルとか。
普段の3倍以上。

バスの予約もフル状態で、何もしらずにやってきたバックパッカーが、
プノンペンで足止めくらってて気の毒。
それにしても、普段どおりに観光しようとしてる旅行者が多いのがなんとも。
正月っていってもピンとこないらしい。
今日は日本で言う大晦日なんですよ、って言っても
「プノンペンもういいんで明日シェムリアップに行くつもりなんですよー」って、
何事もないように流されちゃう。

明日からはキャピトル前のバイタクのほとんどは仕事にこないらしい。
このインフレからさらに供給が少なくなったらどうなるんだ。
もう正月はどこもいけないな。

新1000リエル札

他でも話題がでていましたが、昨年2005年末より新しい1000リエル札が登場しています。
いままでは1000リエルだけ仲間はずれなデザインでしたが、新しく50・100・500と共通のデザインとなりました。紺と紫の混じったような綺麗な色合いです。アンコールトム南大門とコンポンソムの港の様子が描かれています。

1月10日にプノンペンでカンボジア人の友達と昼飯を食べていたら、隣に座ったカンボジアのおやじがなにやらお札を取り出して話しかけてきました。なにかと思えばこの新券。いち早く入手したおやじは誰彼構わずに自慢して周っているのでしょう。私もその時は新券がでたなんて知らなかったので、おやじも大喜びの食いつき方をしました。
ところがその後カンボジア在住の日本人に聞いてみたら、新券が出ているなんて情報は知らないとのこと。まさかあれは偽札だったのでは、なんて思いながらバッタンバンに移動しましたが、そこでも見ることはありませんでした。

再び出合ったのは21日のシェムリアップで。当たり前のようにオールドマーケット周辺の両替屋のショーケースに置いてありました。それもごつい束で。
さっそく入手しよう思ったのですが、単に交換してというのも気が引けたので、日本円を両替するときにちょっとお願いしてみました。
両替屋のおやじはあっさりと「はいよ$1分だけでいいの?」と。あ、いや、じゃあ$2分お願いします。
というわけで見事8枚の新1000リエル札を手に入れたのでした。

さすがにカンボジア人は新券のことを知っていますが、まだ一般にはそんなに出回ってないらしく、食堂などで渡してみるとみんな一瞬驚いたように止まってから笑顔で反応してくれます。まあ、そんなのもこの1~2ヶ月だけだと思いますが。

1000リエルだと、小さいバゲットサンドが2つ食べれます。屋台のデザートも2杯いけますね。肉まんが安いとこなら買えるかな。こう考えると結構おいしいなー1000リエル。
1000リエル札とともに、幻の200リエル札もぜひゲットしてください。バイヨンが描かれていて綺麗なお札です。めったにお目にかかれませんが。

さて、今回はこの新1000リエル札を2名の方にプレゼントいたします。ご希望の方は、メッセージ送信かここのコメントもしくはご自身の日記などで新1000リエル札に対する熱い気持ちを語ってください。当選者は私の独断で決めさせていただきます。