どうしてカンボジアの結婚手続きが煩雑なのか

ちょっと知ってる話だけメモっておく。
カンボジア人と外国人との結婚が、これほどまでに面倒なのはどうしてなのか。

記憶に新しい、2008年4月、
突然カンボジア政府が、カンボジア人と外国人との結婚申請について、
一律取り扱い停止を発表した。
それまでは、役場でちょっと賄賂を払う必要があったものの、
手続きはとても簡単に済んでいたらしい。
実際、その時からは、ほんとうに結婚手続きができなくなったようだ。

理由は、韓国人との結婚の急激な増加、3年で24倍増の1759件とか。
その中身は、偽装結婚や人身売買の問題。
見合い業者を通しての結婚後、韓国や台湾に渡ったカンボジア女性は、
よくて奴隷扱い、売春を強要されることも少なくないとか。

カンボジア政府の迅速な判断と強攻策は、正しいことだったとは思うが、
とばっちりくらったのはこっち。
実は私たちは、2008年頃に結婚の話を進めようと思っていたのだった。

そして結婚禁止令が解かれたのが、次の年2009年の1月。
カンボジア政府は、煩雑な結婚許可制度を導入して、
人身売買のための偽装結婚を排除しようとしたのが、
現在のシステムだ。

内務省には個人情報たれ流しのリストが貼ってあるので、ちょっとそれを。
この1月に結婚申請の第一ハードルを通過した65組中、
アメリカ 17人
フランス 16人
韓国 13人
カナダ 6人
オーストラリア 6人
ニュージーランド 2人
インドネシア 2人
ベルギー 1人
英国 1人
日本 1人
待ち時間に数えた結果がこれ。

これだけ見ると、韓国人だけ突出してるわけでもないように見えるが、
まあアメリカ人はどこでも多いとして、
フランスは昔植民地支配してた過去があるし、
やっぱり韓国人がちょっと多いような気もする。

そして、アメリカ人やフランス人の中には、
外国人女性とカンボジア人男性のカップルも多い中、
韓国人は全員男性。
日本人はサンプル数が少ないのでなんとも言えないが、
別のインタビュー待ちリストの中に唯一あった私以外の日本人の名前は、
女性の名前だった。

もう1つのリストがあった。
こちらは不許可リスト。申請はしたけど、なんらかの問題、不審点があって、
処理に待ったがかけられているもの。
アメリカ 30人
フランス 29人 に対して、
韓国 47人
たしかに多かった。
なるほど申請が通らないのが多いのか。
カンボジア政府の考えた制度は、ある程度正しく機能しているみたいだ。

このデータに対して、韓国人をどうだというつもりはない。
カンボジアでこういうことになってるよ、
っていうだけ。

次の日記で、もうひとつ面白かった、インタビューの時の話を書こう。

おっさん始動

カンボジアでの結婚手続き、いよいよラストダンジョン内務省攻略へ。
書類は揃った、下調べも充分、宿屋で十分な休息もとった。
なにより、内務省おっさんが仲間に加わっている。

とりあえず、おっさんから連絡があるまでは待機。
内務省に書類が送られる予定のその日の夕方、
おっさんから「まだリストには掲示されていない、もう少し待て」
との連絡が来た。
このリストの確認ですら本来は自分たちで内務省まで毎日確認に
行かなければならないところだった。おっさんのおかげでだいぶ楽。

次の日早朝、おっさんからスクランブル。よしきた。
内務省の門の前でおっさんと待ち合わせ。
おっさんは15分ほど送れて登場したが、一緒に最初の部署まで確認に行くと、
あった、うちらの名前。
65名分のリストの最後のほうに、燦然と輝くたったひとつのチャポンのクメール文字。

そこからは懐かしのジェットコースタードラマのように、次々と話は進んでいく。
彼女だけ呼び出され書類の再確認。
そこでまた新しい複雑そうな申請フォームを渡されたが、おっさんの口利きと賄賂によって、
役人のにいちゃんが全部かわりに書いてくれた。
申請の確認証みたいのもらって、1つ目の部屋終了。

2つ目の部屋におっさんのバイクで構内移動して、
確認証にさらに書き込みとかサインとかもらい、
ちょっと離れた会計窓口で$200払い込み、はんこをもらい、
さっきの部屋に戻って確認証のコピーを受け取って、2つ目終了。
おっさんの誘導もあってすんなり進む。

次はちょっと離れた内務省の人身売買対策部へ。
ここでそれぞれインタビューをうける。
本来ならインタビューの日時も後日リスト掲示で指定されるようだが、
おっさんが予約してくれたようで、待ちに割り込んですぐにインタビュー開始、
一時間ほどで終了。

終わった。

信じられないが一度の出陣で、最後までたどり着いてしまった。
この後、すべての書類は2つ目の部屋に集められ、
1~2週間ほど待つと、完了リストに名前が掲示されるという。

そう、これから何日かかるのかと心配していた内務省攻略が、
おっさんパワーによって、もののみごとに一日で全て済んでしまった。
最後のリストも、おっさんが監視して連絡をくれるという。
ありがとうおっさん。

こうしてラストダンジョンは、チートのような技を使ってクリアできた。

あとはエンディングへ向けて、お使いイベントがあるだけだ。

最後のアイテムを入手するまで、しばらくは休んで傷を癒そう。

Penny Lane

このカフェ、BGMがBTSのGreen Musicだ。カンボジアなのにバンコクにいる気分。エアコン効いてて、WiFi無料で、紅茶と大きなサンドイッチで$3は安い。Penny Lane. キャピトルからちょっと南に行ったところ。プノンペンね。

$1ラーメン

プノンペンに、1ドルで日本のラーメンが食べられるところがある、
という噂を聞いたので行って食べてきた。

場所は、王宮の裏手のペンシルとかのちょっと南のあたり。
キャピトルからなら充分徒歩圏内。

数種類あるメニューのうち、1ドルなのは謎の味のラーメンひとつ。
あとは、しょうゆ2ドル、つけ麺2.5ドル、とか。そしてライス無料。

とりあえず看板メニューであろう1ドルのラーメンを。

ほんとにラーメンだった。クイティウとかバミーとかじゃないよ。
ちゃんと、ラーメンの香りのする、こしのある麺。
チャーシューもメンマも本物がのってる。
スープは謎だけど、普通に日本のラーメンのスープの味。

聞いてみたら、麺は、自前で原材料を仕入れて、
現地の麺屋にオリジナルの麺を作ってもらってるらしい。

店を回してるスタッフは、日本人と、日本語が上手な若いカンボジア人。
お昼ちょっとすぎに行ったけど、結構客が入ってた。

味はなかなかの高ポイント。まともにおいしかった。かなり満足。
下手な食堂だとクイティウ5000リエルとかが普通な昨今、
これで4000リエルはかなりいけてる。

グルメリポートここまで。

実は、この食堂、「学生食堂」という名前がついてる。
同じ敷地に日本語スクールらしきものがあって、
そこの学生のための学生食堂、兼ビジネス実習の場、ということらしい。
それを一般にも開放してると。
よくみると、客らしきほとんどは、学生っぽい。
店内の張り紙を見ると、学生は3000リエルでラーメンが食えるとか。

へーこんな日本語学校あったのかー、と思いつつも、
なんかひっかかる点がいくつか。

どうも、単純な日本語学校ではなく、ビジネス実践スクールとかいうらしい。

働いている学生のあいさつの声がやたらでかすぎ、はきはきしすぎ。
いや、商売であいさつがしっかりしてるのはいいことだけど、
大げさすぎる挨拶というのは、なんかくさい。

学生も、サポートしてた日本人スタッフも、ほぼ全員、学校のTシャツを着てるのだが、
書いてあるキャッチコピーが、夢をうんぬんとか、やたらくさい。

これ、あれだな、あれ。
自己啓発セミナーだろ。

自己啓発セミナーっていうと、まだ世間ではピンと来ない人も多いかもしれないが、
要は、宗教色の薄いカルト新興宗教だ。

調べてみればドンピシャ。結構有名な、やっぱりアレだった。
名前が一致しなかっただけで、知ってるわ、これ。
話題にもなったし、ネットでも被害報告がたくさん出てくる。

カンボジアにもこういうの来てるのねー。
カンボジア人集めて何をしたいのかなー。
まあ、ラーメンは美味しかったから、お布施しにまたいくけど。

微妙な内容なので、店の名前や、組織の名称は伏せとく。
わかってもコメントにダイレクトに書かないでね。

内務省職員が仲間に加わった!

カンボジアでの結婚手続きの内務省攻略。

外務省で疲れ果ててた所に、内務省での煩雑な手続きを聞いて、もうげんなり。
はじめは、1週間もあれば全部終わるだろうと踏んで2人でプノンペンにきたけど、
もうすでに2週間以上経過。
できれば早いとこ彼女は実家に戻って、衣装合わせとか、
いろいろ式の準備をしなければならないので、
これ以上いつまでもプノンペンに留まっているわけにもいかない。

そんな折、外務省へ書類受け取りに行った帰り足で、
内務省で働いている、というおっさんに声をかけられる。
「どうだ、50ドルで手伝ってやるぞ」と。

ラッキーだ!神様が出会わせてくれたんだ!と舞い上がる彼女を、
いやいや、これフィリピン人の妹が日本にいてトランプやるのと一緒だから、
と諭すも、ほんとに50ドルですんなりいくのなら、もう頼むしかないかなー、
と疲れきった頭がいけない思考に。
こういうパターンで旅行者はだまされる。

とりあえず、連絡先を聞いておいたおっさんをカフェに呼び出して、
ほんとのところどうなのか聞いてみる。

おっさんは公務員だから、月給50ドルなんだと。
少しでも小遣いを稼がないと家族を養えないんだと。
内務省での結婚手続きは詳しく知ってるから、任せてくれたら、
おそらく一日ですべて終わらせてやる、と。

話してみたところ、どうもおっさんは、純粋に金を稼ぎたいだけらしい。
いろいろ質問してもちゃんと返って来るし、
前に内務省偵察した時の内容と完全に一致するし、
これ頼んでみてもいいかもね、という結論に。

これで騙されたとしても身包みはがされるわけじゃないし、
50ドルくらい賭けてみてもいいかな、と。
少なくとも何かしら状況は進むだろうし、
おっさんは後払いでいいと言ってるし。

さあ、 ぼろいドリームIIに乗った内務省職員というおっさんを味方にして、
吉と出るか凶と出るか。

ちなみに、フィリピン人にトランプ誘われたら、100%詐欺だから。

ラストダンジョン内務省

カンボジアでの結婚手続き、残すは最後の砦、
Ministry of Interior
カンボジア内務省。

外務省でやっとのこと中ボスを倒して、約束の期日のさらに1日半後に、
「内務省へのレター」を手に入れた。
これが無いと内務省で相手にしてくれないし、
そもそも我々の書類は、外務省から自動的に内務省に送られるので、
とにかく外務省の仕事を待つしかなかった。

待っている間に、質問を名目に、内務省に偵察に行ってみた。
内務省の場所は、日本大使館の斜め向かい。
外務省だけで6往復くらいしたわけだから、これからここまで
何度もこなきゃならないのかと思うと、気が遠くなる。

日本大使館からもらった資料には、簡単に、
「内務省に書類が送られ5営業日で完了」みたいに書いてあったが、
内務省内あちこち聞き回って丸一日かけて調査した結果、

外務省から送られてきた書類を再チェックする部署があって、
チェック済みのカップルは掲示板のリストに名前とか掲示されるので、
その掲示板を監視して名前を見つけることができたら、
また別な用紙をもらって複雑な書き込みをして提出すると、
受領書がもらえるので、それを持って別の棟の結婚担当部署へ行って、
またなんか書類用意してもらって、それ持って会計窓口行って、
200ドル払って判子をもらって、結婚担当部署に戻って確認してもらったら、
今後は近くの別な敷地にある新しい内務省に行って、
そこの人身売買対策部で、警察から2人別々に面接を受けて、
面接をパスすると調書を書いてもらってそれに親指の指紋を押して、
そこから2~3週間待つと、結婚担当部署の外の掲示板に、
名前が掲載されるので、そしたら見事、
「結婚許可証」
がもらえる。
ということだった。

もうやだ、この国。

CityMallとSovannaなぜ差がついたか…慢心、環境の違い

いや、ショッピングセンター自体は、どちらもまあまあの人手で、
それぞれ一長一短あって、どっちも魅力的なんだけど。

問題は、回転しゃぶすし屋。

ソヴァンナのは、SACU Sushi。いまだに読み方わからない。
ソヴァンナができてちょっとたってからオープンした店で、
カンボジアの回転しゃぶしゃぶ&すしとしては先駆者。
2度ほど行ったことあるが、まあしゃぶしゃぶ、というか鍋は、
具の種類は及第点として、もう鮮度がひどい。残飯みたい。
すしはもうほんとに最低、すしじゃない、変な海苔巻きみたいなものが
ほんの2~3種類たまに流れてるだけ。
ドリンクも、薄いオレンジジュースと水しかない。
店は狭くて、説明できないくらいアホなレイアウト。
ハエもたくさん飛んでて、ベルトコンベアの角にハエとり棒が置いてある。
そんで最近8ドル以上に値上げした。

最近、いつのまにかできてたCityMallのが、
Shabu Shabu & Sushi buffet
ずっと行ってみたいと思ってて、昨日、外務省の手続きが終わった記念に
行ってきた。

店内はとても広い、ベルトコンベアが3ラインあって、どれもフル稼動。
流れてる肉の種類が豊富で、みんな新鮮。
野菜もたくさん、きのこだけで5種類もある。
スープは、ノーマル、とんこつ、トムヤムの3種類から選べる。
寿司もちゃんとにぎりが数種類流れてる。
飲み物は、コーラ、ファンタ、7UP、オレンジ、ストロベリー、グレープ。
ハイネケンもあったけど、それも飲み放題なのか、別料金なのかは不明。
アイスクリームも3種類、フルーツもスイカとパイナップル。
流れてないサイド料理も、本場タイより豊富で、海老天とかソムタムっぽいのとか。
料金は大人7ドル80。

満足だった、またいく。

外務省はナーガの裏

いよいよカンボジアでの結婚手続きも大詰めへ。

すべての書類を持って外務省へ。クロスオン カー ボールテ。
外務省には以前も行った事があるから場所は覚えてる。
結婚申請書をもらいに行った時だ。もう半年ほど前になる。
ナーガの裏手、新しい国会議事堂の隣だ。
ちなみに目の前の道路の名前は、フンセン通り。

もうここからは彼女を前衛にすえて全部まかせる。
外国人が交渉するよりカンボジア人同士のほうがスムーズなはず。

まずは、入り口すぐそばの、管理室みたいなところへ通される。
申込書をもらいにきた時はこんなところには来なかったはず。
いきなり、ずるがしこそうな役人に、
「400ドルだけど」
と攻撃をくらう。
しばし応戦。日本大使館は払うなと言っている、などと嘘をついてみる。

10分くらいであっさり攻略、だったら違う部署へ行け、と。
ほらね、ここはただの金せびりだ。
ほんとうの結婚手続き窓口へ誘導してもらう。
申込書をもらった向かい側の部屋。

その部屋にいたのは、いかにも偉そうな、
ジャーナリスト大谷昭宏にそっくりのボス。
物腰はやわらかいが、しかしここでも、
「400ドルだね」
とさっきと変わらない攻撃。
書類もまったく問題ないし、3日待つだけで処理も終わる。
でも400ドル。
金額の根拠を聞いてみても、あちこちの部署に配分するから、
それでも自分は10ドルくらいしか残らないとかなんとか。

新しい結婚制度できちんと金が必要ないように決まったはずですよね、
という応戦にも、
規則はただの規則、現実は現実、ここはカンボジアだ、と。
金を払わないなら払わないでもいいけど、
誰も手続きを進めないだろうねー、と。

体勢を整えるため一時退却などしながら、
実際の戦いは、3日に渡ったわけだが、
結局、彼女の父親の「いいからもう払いなさい」と一言で戦闘終了。
値下げ交渉は一切応じてもらえなかった。
まあ、かつては1000ドルとも1500ドルとも言われてたわけだし、
いまでもエージェントを通したら1500ドルはかかるわけだから、
それにくらべたら。

金は私がすでに渡した結納金のなかから支払われることに。
まあ、私自身には別にダメージはないわけだ。
彼女家側では金がかかることははじめから想定済みだし。

このあと内務省に行くわけだが、
そこでも金が必要なことはわかっている。

さあ、最終的にいくらで結婚できるのか。

ラブレターfrom大使館

カンボジアでの結婚に必要な書類、私、外国人が必要なものは、
ひとつを残してすべて揃った。

最後のひとつは、大使館からのレター。

これを入手するには、まず他の書類をすべて揃えないともらえない。
しかし、揃えてしまって大使館を訪れれば、その場でもらえるアイテムだ。

私一人で十分なはずだが、なんとなく2人で大使館の領事部へ。
ちょっと待たされたけど、別室で書類を確認してもらって、
もうほんとにすぐにその場で、かっこいい質のいい紙のレターを頂けた。

ついでに、ラスボスの攻略法とか聞いてみる。
やっぱり制度の整った今でも、そこそこの金額を要求されるようだ。
対応してくれた領事の方は、カンボジアだから仕方ないんですよねと前置きして、
良くない事なのできっぱり断ってもらって、
困ったらどうぞ大使館に電話して下さい、いくらでも強気に対応します、
と言ってくれた。
カンボジアだからしょうがないんですけど、と何度もいいつつ。

まあ、翻訳すると、払ってください、ってことか。
日本大使館としては正しい回答だろうな。

さて、残すラストダンジョンの予習を。
最後の対戦は3つのパートに大きく分かれている。
外国人の書類をチェックする外務省、
それを受けて結婚許可証を発行する内務省、
許可証を元に婚姻を受理し結婚証明書を発行するバッタンバン役場。
それぞれ数日から数週間を要するようだ。

式まであと1ヶ月。

中ボス カルメッテ

まだ揃ってない結婚のための必要書類のひとつ、
健康診断の証明書
をとるためにカルメッテ病院にいくことにした。

保健省にいけばチート技で検査なしの証明書が買えることがわかっているが、
やっぱり多少手間と金がかかってもちゃんと検査しようということに。

外国人の多いSOS病院にも以前問い合わせたが、
必要ない検査までてんこもりでおすすめされたので、
大使館に質問した時名前の挙がったカルメッテに決定。

とりあえずおきまりのたらいまわしであちこち右往左往。
たどりついた担当の部屋では、ちゃんと外国人の結婚の必要書類を認識していて、
案外簡単にそしてシステマチックに解決。

数種類の血液検査とレントゲンで、
外国人$74、カンボジア人$35。
まあ、そんなもんかね。

その場で申し込んで、会計で金払って、採血室にいって2本血を採って、
レントゲン室で胸を撮影して、担当部屋に戻ってその日は終了。

2日後、また採血室行って結果をもらって、レントゲン室で結果をもらって、
担当部屋に持っていって証明書をつくってもらう。

が、ここにきてなぜかの$5要求。
いま忙しいから特急料金だってよ。ほらきたカンボジア。

ちなみに初日にも、ちょっと金くれたら結果に問題あってもいい結果で書いてやるとか、
なんだかわからないけど部屋のみんなにクイティウ買ってきてくれとか、
やっぱりカンボジアなことを言われてた。

まあ、なんたらに従えで、$5くらいなら払うことに。

ということで、健康診断証明書は無事2人分ゲット。

次は日本大使館に行ってレターを取得。
これは戦闘イベントじゃなくて、アイテム揃ってればすんなりいけるっぽい。

カフェセンチメン

プノンペン モニヴォン通りのカフェセンチメン。WiFiの速度は合格点だが、接続が不安定でいらいらする。シェークはおいしい。

カンボジア人との結婚手続き手順

まず、プノンペンの外務省に行って、
外国人のための婚姻申請書をもらってくるところからはじまる。
外務省はフンセン通りにある。川近くのナーガのもっと南のほう。
あの辺の新開発地区に、フンセン通りって名前がつけられてるんだけど、
誰も知らなくてかなり迷った。

婚姻申請書と一緒に提出の必要な書類を用意する。

●婚姻用件具備証明書
その人が独身なのかどうか役所で証明書を出してくれる。
外国人との結婚の際にたいてい必要。
でも、カンボジアの場合は、日本の役場で出してもらう日本語の証明書
では不十分で、在プノンペン日本大使館で英文のものを作ることに。
大使館に戸籍抄本を提出する必要あり、それは日本で準備。

●犯罪経歴証明書
警察で出してくれる、その人の過去の犯罪歴の証明書。
ビザとか取るのに必要な国はけっこうあるみたい。留学ビザとか。
カンボジアの場合はビザ申請に必要とはされないので、
警察で門前払いされた。カンボジアに対しては発行できませんよ、と。
仕方ないので、東京の外務省に問い合わせて、
カンボジアでの結婚に必要であることを説明して証拠の書類送って、
警察庁に働きかけてもらって、やっと福島県警で出してもらえることに。
頼んでから2ヶ月以上かかった。

●在職証明と給与証明
普通なら職場に問い合わせれば出してもらえるんだろうけど、
自分が経営者なので、適当に書いて会社のはんこ押して終わり。

●健康診断証明書
要は必要なのはHIVキャリアじゃないかの証明書。
前に日記で書いたとおり、金を払えば検査なしで作ってもらえる。
でもさすがにそれじゃ良心があれなので、
ちゃんとカルメッテにでも行って検査してもらう予定。
ちなみに日本の保健所でも一応ちゃんと検査してきた。

●パスポートのコピーと有効なビザのコピー

以上、5点、まず外国人側が用意する。
カンボジア人側は、
○健康診断証明書
○出生証明書
○住民登録証
とか、そのくらい。

この辺まで準備が終わってる。

すべての書類を揃えて、まずはプノンペンの日本大使館へ。
各書類に大使館の証明のはんこを押してもらって、
●大使館からのレター
を手に入れる。

それらを持って、再びカンボジアの外務省へ。
書類を受け付けてもらって、約1週間後、書類は内務省へ、そこで審査。
さらに1週間後、バッタンバンの役場へ。
カンボジアローカルの婚姻届を出して、役場で10日間公示。

ここまできてやっとカンボジア側の婚姻手続き完了。
結婚証明書を出してもらって、今度は日本で婚姻手続き。
日本側でも証明書もらって、さらに納税証明書とかいろいろ用意して、
またカンボジアに持っていって大使館で手続きして、
おそらく彼女が日本にくるための配偶者ビザが手に入る。

もうやだ。

役にたたないポイペト情報

アライバルビザ窓口の場所が変わってる。

いままでは、タイのイミグレを通って、すぐ反対側にカンボジアビザの窓口があったため、
いきなり道路を横断しなければならなくてちょっとわかりずらかったのだが、
それが道路の反対側、つまりタイの出国イミグレ側に移動してる。
タイを出国してそのまますぐにカンボジアビザの手続きができるので、わかりやすい。

ただし、カンボジアの入国イミグレはやっぱり反対側にあるので、
その後でやっぱり道路を渡らなければならないのだが。

いままでのビザ窓口の建物は、取り壊されて工事中になってる。
恒久的な移動なのか、改装のための暫定移動なのかはわからない。

カンボジアコーヒー詐欺

途上国カンボジアのコーヒー農園起業に投資してぼろもうけしませんか。

という、聞いてて恥ずかしくなるくらいありがちな怪しい話。
ちょっと増え始めていて、表にも見えてきた。
ボランティア心とベンチャー心と金儲け心を一緒にくすぐって、
マルチ商法要素も兼ね備えている楽しそうなやつ。

まあ、こういうのに騙されて金とられるのは、その人の勝手だけど、
変なのがカンボジアを跋扈しているのを見てるのはいい気がしない。

ひとつの会社にターゲット絞って、ちょっと調べる。

カンボジアの地方で広い土地を買って、コーヒーとかゴムとか
カンボジア人を雇って育てるんで、売り上げをみんなで山分け。
なので、いまから投資してみませんか?という話。
土地を小口で分けて、コーヒーの木何本か単位のオーナーになるそうな。

まあ、それはいいけどさ、コーヒーって苗植えてから何年で収穫できるんだろうね。

ほぼ同じ内容のサイトでドメイン複数。
デザインとか内容的に、おそらく中学生が学校の実習で作ってる。
もうひとつまったく違うデザインのものも。これは会社名も違う。しかし内容は同一。

日本語のページは見つかるものの、同じような話では
英語でも韓国語でもほとんど情報は出てこない。

出てきた日本人の名前は3つ。
ひとつはどうみても偽名っぽい。
あとの名前で検索すると、ちょっと怪しい商法のものがいくつか出てくる。
こういうことやる人はいつまでもどこまでもそういうことやりつづけるんだなー。

出てくる名前も日本人だし、ターゲットも日本人だし、
親ネズミは日本人なのかと思ってたが、どうも親は別にいるっぽい。
マルチにありがちな代理店方式なんだろう。

親を探しに辿っていったら、もちろんカンボジアにいた。

表向きな社長はカンボジア人だ。
しかしおそらく雇われ社長で名義貸し。カンボジアじゃ外国人だけでは会社つくれないし。

その上に隠れていたのは、在日韓国人。
その下には韓国人、中国系韓国人、在米韓国人、でるわでるわ。

その韓国人グループからは、健康食品とか、オンラインカジノとか、金貸しとか
そんなんが見え隠れする。

もう怖いからこれ以上深くは調べない。
何か聞こえてきたらまた書こう。

プノンペン日記 キャピトル3と焼肉

ちょっとWiFiのことばかり書きすぎだ。

今日は身軽にUSBメモリだけ持って、昔のなじみのネット屋にきてみた。
きてみたっつっても、キャピトルの目の前だから、
いつも見てるし通ってるしだけど。

そして停電。
あいかわらずなんだなー。
最近、カフェで快適で、ここがまだまだカンボジアなんだ、ってことを
忘れかけてた。
そしてPCも重い。ブラウザひとつなかなか開かない。USBも遅い。
もうだめだ。
さようなら、ネットカフェ。

キャピトル3。
シングルファンの部屋で2つだけある端っこの、窓が2つある部屋が
快適でお気に入り。
スタッフのお姉さんもわかっていてくれていて、
いくつかシングルが空いているときも、まずそこに優先で入れてくれる。

しかし窓が大きすぎて、大雨が降ると閉めていても浸水する。
こないだ、床においたバックパックぎりぎりまで水がきていて
危ないところだった。
もうすぐ乾季になるから、そしたら水の心配もなくなると思うんだけど、
乾季は窓を開けておくと、砂埃で床がすぐじゃりじゃりに。
どこが快適なんだったか。

四季っていう焼肉屋にはじめて行ってきた。
独立記念塔の裏のほう。
高級焼肉店かと思い込んでいたら、
なんとランチ$3。
豚肉炒めにキムチと、サラダ、ごはんおかわり自由、
味噌汁もしくはスープ、食後にコーヒー。
いけてる。これで3ドルはお得。
つうちゃんが無い今、通う候補第1位に。
でもちょっと遠い。

キャピトルの周辺でも新しい食堂開拓してる。
一本裏の通りのナリン2隣の食堂がいい感じ。
ゲストハウスもあって、雰囲気もファラン向け。
例のファランがよく食ってるようなパンとたまごとかの朝食とかがある。
現地食はあまりないかも。
スパゲティが2人前くらいの山盛りで$2。
味もゆで方も合格点。

Rendezvous Cafe ランデブー 新しいWiFiカフェ

ランデブー。
新しいWiFiカフェ。10月1日にオープンしたばかりだってさ。
昨日散歩してて発見した。

場所はニューヨークホテルの北隣。
モニヴォンからワットコー高校のほうに入ってすぐのところ。

WiFiはキーが設定されていなくて、いきなり自由に接続可能。
速度は、128Kbpsってところかな。
いま客が1人しかいないからかなり安定してる。
上りのほうが速くて200Kbps近く出てる。

コーヒーの値段は、まあ他とだいたい同じ。
アイスカフェラテが$2.5。
無糖状態で出てくるのはかなりの高ポイント。

涼しいし静かだし快適だー。
でも、オープンしたてなのを差し引いても、客が居なすぎで心配。
昨日覗いたときも無客状態だったし、今日も誰もいない。
次に来たときはもう無くなってる可能性も。

City Mall カンボジアの複合ショッピングモール

オリンピックスタジアムの西側に、おそらく最近オープンした
複合ショッピングモール。

カンボジアにはこの手のショッピングモールがぼこぼこできてる。
プノンペンじゃなくて地方でも。バッタンバンでもいま建設中だ。

4階建てくらいだが(5階かも)、建築面積がやたら広いので、
売り場面積としてはプノンペンで一番、ソリヤよりも大きいかも。
オープンしたての割には、きっちりテナントがたくさん入ってる。
ただしやっぱり「綺麗な市場」の域は超えられない。

ラッキーグループがどうやらオーナーらしい。
目の前に単独でラッキースーパーがあったが、いまはなくなって、
この中のラッキースーパーに吸収されている。
ちなみにソリヤのラッキースーパーもいま改装閉店中。
もしかしてここのオープンのために商品を運び込んで、売るものがないのかも。

1階に、ラッキーバーガーとBB Worldが並んで店を構えている。
思いっきり競合するんだが、よくラッキーがBBを受け入れたな。
表の敷地内にはT&Cもあるので、ラッキーグループとワールドグループは
意外と仲がいいのかもしれない。

いまはバーガー隣のラックカフェからネットしてる。
WiFi無料だ。
カフェの無料ネット系の中では一番速くて快適かも。
日中の潜伏場所が増えてうれしい。
ちなみに表のT&CでもWiFi無料で使えるはず。
そのかわりONLINEやClickNetの公衆WiFiは届いていない模様。

ラックカフェはほんとにカフェとケーキくらいしかないので、
さっきラッキーバーガーで鳥ごはんを食べてきた。

$1.25。
肉がやたら硬いけど、バーガー系よりはボリュームもあるしいいか。
しかしKFCにはかなわない。

そしてKFCもこのCity Mall内でいま工事中。
楽しみだ。

台風去って天気は良くなった

昨日のT&CでWiFiが使い放題じゃ無くなった話、
2時間経って、発行してもらったパスワードが使えなくなった時点で
店員さんに「2時間終わっちゃったんですけど」って言ったら、
また新しい2時間パスワード発行してもらえた。
何回でもいいって。
結局使い放題だった。

それでもノートPC開いた客が明らかに少なくなってるところを見ると、
かなり効果はあるんだろう。
サービス内容を落とさずに、簡単な設備と運用で改善か。
勉強になるなー。
改善か改悪かはわからないけど。

今日はBBWorld Monivongで。

ここは相変わらずノートPC開いた若者でびっしりだ。
特にコンセントの近くの席は完全に埋まってる。
そしてスピードは最悪。

ClickNetの電波入るから、有料でもそっち使ってたほうがまし。

ONLINEとT&Cのネットの話

今日は昼間から激しい雨だなー。

プノンペンのネット環境の変化について。つーか自分の使い方の変化。

モニヴォンのT&C、WiFiが無料だったんだけど、
なんか新装オープンしていて、WiFiが無いと。
お姉さんがあまり詳しくなさそうだったので、
サービスとして無くなったのか、単にオープンしたてで
環境がまだ整ってないだけなのかわからなかった。

なのでペンシル近くの新しいT&Cへ。
こっちも以前は完全使い放題だったんだけど、
2時間だけ使えるパスワードを店員が都度発行してくれる
システムに変わってた。

そりゃそうだよなー、T&Cなんていつきても
ノートPCを開いたカンボジア人客が長時間席を占領してたもんな。

有料WiFi。

ONLINEのほうを使ってみた。
いままでClickNetだけ使ってたけど、よく行く店でONLINEが
使えるようなので、ちょっと試しに。

ClickNetと比べると、長時間の割引がなくて割高感があったけど、
いつのまにか料金値下げしてた。
ClickNetと同じくらい。$10で20時間とか。
これなら使える。

で、実際に$10のカード買って使ってみたら、
残り時間60時間とか出てるし。なんだこれ、
プロモーションとかか?それともバグ?

ビッグマック指数2009

よく聞くよね、各都市の物価というか経済力を測るのに、
ビッグマックの値段で比較する、とか言うの。

ビッグマックを食べるためにどれだけ働かなければならないのか国ごとで比較

https://gigazine.net/news/20090824_big_mac_index_2009/

ビッグマックを買うために必要な労働時間は、
東京は12分で、バンコクは45分だそうな。

しかし残念ながらカンボジアのデータは載っていない。
それなら自力でプノンペンでのビッグマック指数を調査しよう。
まずビッグマックの値段を調べなきゃ。

残念ながら、カンボジアでのビッグマック調査は、
マクドナルドがまだカンボジアに進出してない、という驚きの事実によりあっけなく失敗に終わった。
万能なはずのビッグマック指数にもこんな落とし穴が。

しかし、諦めるのは早い。
マクドナルドが無くたって、我々にはBBWorldが、LuckyBurgerがあるじゃないか。
さっそく調査だ。

まずラッキー。
http://www.luckymarketgroup.com/luckyburger.html

おおっと、サイトが残念なことに。
バグってるとかそういうレベルじゃないな。これ、一枚絵だw
しかもソース見たらGoLiveとか。懐かしいwそして無意味。
デザインラフだとしてももうちょっと作り込むわ。

画像には、ビッグマックっぽいものが写りこんでるけど、
これじゃ詳細がわからない。残念。

さ、次。

そう、やっぱりBBWorldっすよ。我らがビービーワー。
http://www.bbworlds.com/

正式な名前にはsが付かないのに、なぜかドメインにはsが。とられちゃってたんだね。
さすが、フラッシュもJavaScriptも使ってそれなりにちゃんとしてる。
工事中は多いけど。

関係ないけど、いまサイト見てて気づいた。
BBWorldとPizzaWorldはあきらかに同経営として、
T&Coffee Worldもグループだったんだね。
そういえばワールドだし、気づかないほうがおかしいか。

さて、メニューをざっと見てみるも、ビッグマックと同じようなものは残念ながら無い。
近いもので言うと、ダブルチーズバーガーがほぼ匹敵するか。
おそらくBBWorldのメニューの中ではこれが最高額商品だろうし、
マックのダブルチーズとは違って、レタスとかトマト入ってるし、より近い。
真ん中のバンズが一枚足りないが、そのかわりチーズが2枚なので、
これはもうビッグマック同等と考えていいかもしれない。

よし、それじゃーそのダブルチーズバーガーのお値段は?

・・・あれ?
ね、値段が。サイトをいくら探しても値段が載っていない。
あああ、だめだこりゃ。

しかーし。
私は伊達に何回もカンボジアに行っていない。

「BBWorldのデリバリー用チラシ」

こういうのをきちんと入手して持ち帰っているのだよ。
これを見れば一目瞭然。
そう、サイトなんか見る必要なかった。
うん、そうなんだ、はじめからチラシを見てたんだ。
サイトの話は日記に深みをもたせるために後から付け足したんだよ。

よしよし、このチラシによると、

ダブルチーズバーガーは US$1.80

でました。
カンボジアのビッグマックは、
US$1.80
と仮定していいね。いいよね。
いまマクドナルドがプノンペンにできたら、そういう価格設定になるに違いない。

さー、これがわかれば次は労働時間だ。
$1.80を稼ぐのに必要なのは何時間何分。
そもそもプノンペンの平均時給は。
乞うご期待。