おっさん始動

カンボジアでの結婚手続き、いよいよラストダンジョン内務省攻略へ。
書類は揃った、下調べも充分、宿屋で十分な休息もとった。
なにより、内務省おっさんが仲間に加わっている。

とりあえず、おっさんから連絡があるまでは待機。
内務省に書類が送られる予定のその日の夕方、
おっさんから「まだリストには掲示されていない、もう少し待て」
との連絡が来た。
このリストの確認ですら本来は自分たちで内務省まで毎日確認に
行かなければならないところだった。おっさんのおかげでだいぶ楽。

次の日早朝、おっさんからスクランブル。よしきた。
内務省の門の前でおっさんと待ち合わせ。
おっさんは15分ほど送れて登場したが、一緒に最初の部署まで確認に行くと、
あった、うちらの名前。
65名分のリストの最後のほうに、燦然と輝くたったひとつのチャポンのクメール文字。

そこからは懐かしのジェットコースタードラマのように、次々と話は進んでいく。
彼女だけ呼び出され書類の再確認。
そこでまた新しい複雑そうな申請フォームを渡されたが、おっさんの口利きと賄賂によって、
役人のにいちゃんが全部かわりに書いてくれた。
申請の確認証みたいのもらって、1つ目の部屋終了。

2つ目の部屋におっさんのバイクで構内移動して、
確認証にさらに書き込みとかサインとかもらい、
ちょっと離れた会計窓口で$200払い込み、はんこをもらい、
さっきの部屋に戻って確認証のコピーを受け取って、2つ目終了。
おっさんの誘導もあってすんなり進む。

次はちょっと離れた内務省の人身売買対策部へ。
ここでそれぞれインタビューをうける。
本来ならインタビューの日時も後日リスト掲示で指定されるようだが、
おっさんが予約してくれたようで、待ちに割り込んですぐにインタビュー開始、
一時間ほどで終了。

終わった。

信じられないが一度の出陣で、最後までたどり着いてしまった。
この後、すべての書類は2つ目の部屋に集められ、
1~2週間ほど待つと、完了リストに名前が掲示されるという。

そう、これから何日かかるのかと心配していた内務省攻略が、
おっさんパワーによって、もののみごとに一日で全て済んでしまった。
最後のリストも、おっさんが監視して連絡をくれるという。
ありがとうおっさん。

こうしてラストダンジョンは、チートのような技を使ってクリアできた。

あとはエンディングへ向けて、お使いイベントがあるだけだ。

最後のアイテムを入手するまで、しばらくは休んで傷を癒そう。

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